アイドルから芸人までファン多数! 大人気で品薄の松屋「うまトマハンバーグ」は本当においしいの?
「うまトマハンバーグ定食」
松屋
6月3日発売(レギュラー化)
980円
https://www.matsuyafoods.co.jp/whatsnew/menu/104740.html
業界(?)内外にファン多数のメニュー
注文の数が想定以上らしいですよ
SNSで、このメニューを絶賛する投稿を見かけたことはありませんか? あるいは「おいしいって言われてるから食べてみたらそうでもなかった」と失望するような意見を見たことは? そう、うまトマですよ、うまトマ。
松屋は6月3日から、「うまトマハンバーグ定食」を販売しています。
うまトマハンバーグ定食は、にんにくの旨味とトマトの酸味が効いた特製ソースを絡めた、鉄板でふっくらと焼き上げたハンバーグが特徴のメニュー。今年はレギュラーメニューとして登場です。
今回の販売では、チーズをのせた「チーズうまトマハンバーグ定食」と、松屋の定番である牛肉を加えた「牛肉のあいがけうまトマハンバーグ定食」もラインアップしています。
夏の定番として人気の高い、うまトマ。たとえばアイドルでは乃木坂46の中西アルノさんが絶賛していますし、お笑い芸人では春とヒコーキの土岡哲朗さんが熱烈なファンとして知られ、コンビの公式YouTubeチャンネルで何度も取り上げているほど。
しかし、レギュラーメニューとして「安心してください。今年はいつでも食べられます」というキャッチコピーで売り出していたものの、販売側の想定を超える人気となっている様子。
公式Xアカウントでは、想定を大幅に上回る注文数になっているため、「多くの店舗において、時間帯によっては売り切れとなる日が当面の間発生する見込み」と発表しています。
さて、ここで本記事のタイトルの問いに向き合いましょう。「うまトマハンバーグって、本当においしいの?」です。
松屋の定食における味の方向性を実感できる味付け

ついにレギュラーとなったうまトマ、佇まいにも自信があふれているように見えます
うまトマハンバーグはおいしいの? という問いに即答することはむずかしい。「おいしい」という感想は主観的なものだからです。
それでも、アスキーグルメ担当の筆者として、うまトマハンバーグについて「松屋の定食における味の方向性を実感できる味付けになっている」ということは言えます。

これが、うまトマハンバーグだ
松屋の定食における味の方向性とは何か。筆者がアスキーグルメ担当になってから、松屋の新メニューはほぼ欠かさずチェックしてきました。その経験から……という表現にはなってしまいますが、以下のような傾向があるといえるでしょう。
・基本、濃い目
・ニンニクの香りは強め、味にも影響する量
・酸味がある場合は、やや強調気味
・肉はパサパサではないが、ジューシーというにはあと少し足りない
これらの要素がすべて入っているのが、うまトマハンバーグ。定食のおかずとしての、すなわち白米と一緒に食べるための味付けに振っている。
そのことは、ハンバーグのソースですぐにわかります。トマトの酸味とニンニクの旨味、濃いめです。塩加減が強いといえばよいかしら。トマト! ニンニク! というわかりやすい構成にうならされます。

このソース部分がポイント。ニンニクも強く、トマトの酸味も立っている

中西アルノさんはこれを食べてシェフを呼ぼうとしたらしいですから
味が濃い、ニンニクの香りも強い。なんだったら、ちょっとカドがあると言ってもいい。ごはんが進むという観点ではそれでいいのかもしれませんが、パンチがすこし強すぎると感じる人もいるかもしれません。
あってよかった、半熟玉子
そこで、半熟玉子です。これを絡めることで味を調整できます。トマトとハンバーグと半熟玉子、まあ悪かろうはずがないのですが、食べてみるとあらためて「うわ〜、あってよかった!」という感じがします。
そもそもの味が濃いので、まろやかな黄身の味わいが加わってものっぺりした感じにならない。そのため、奥深さが増したように感じられる。あるとないとでは、大違いです。

半熟玉子があるとないとでは大違い
ちなみに、肝心のハンバーグは、いつもの松屋のそれ。ジューシーというには足りないかもしれませんが、少なくともパサパサではない。肉汁もあるものの、ソースが多いのであまり目立たないですね。

ジューシーというと言い過ぎかもしれませんが、パサついてはいない
まとめると、ごはんが進むことは間違いないのですが、味は濃い。香りのインパクトも強め。まろやかにしたければ半熟玉子でどうにかしてくれ……という姿勢です。
賛否両論あって当然、特徴がはっきりしている
とにかく特徴がはっきりしているため、「うまトマハンバーグはおいしい!」「いや、言うほどうまトマハンバーグはおいしくない!」という双方の強い意見がSNSで散見されるのは、ある意味当然なのでしょう。
味としての押し出しがしっかりしている。それゆえに、好きな人にはバシッとハマるし、そうでない人には「うーん」とはっきり感じさせるうまトマハンバーグ。だから、評価が分かれるとは思います。自分の好みが“どちら側”なのかがわかれば、最高のパートナーとなるはず。
「話題のうまトマを食べてみたが、Z世代向けに(わかりやすくインパクトを残すために)味が濃い」というような論評をSNSで見かけました。いや、うまトマに限らず、昔からこの味の路線なのです。そもそも松屋って、学生層や独身のサラリーマン層に向けてのメニュー展開からスタートしたチェーンですから。
ごはんを進めるための濃い味付け、エッジの立った個性。それが松屋の特徴。そして、端的にそれが表現されているのが、うまトマハンバーグなのですね。

ごはんが進む、うまトマのスタイル。もうどうなってもいいや
ただ……ここ最近、牛丼チェーン各社のメニュー価格がじわじわと上がってきています。松屋も例外ではありません。いつものメニューが、気づけば以前より数十円、あるいは百円以上高くなっている。そんな印象を持っている人も多いのではないでしょうか。
うまトマハンバーグ定食だって、980円です。ちなみに2020年に登場したときは「650円」でしたから。ラーメン店ではかつて「1000円の壁」などという言葉がありましたが、うまトマすらその壁に手がかかっている状態。物価高を感じずにはいられません。
そのため、980円という価格自体も評価の対象にはなってきます。この価格ならもっと他のものを、と考える人がいても不思議ではないでしょう。提供のスピード感、満腹感という魅力だけでなく、手軽に楽しめる価格帯も維持してほしいものです。
最後に、もう一度、本記事のタイトルを確認しましょう。「うまトマハンバーグって、本当においしいの?」。これに関しては……やはり好みの問題ということで、「この先は君の舌で確かめてくれ!」とKADOKAWAグループらしい言葉で締めたいと思います。