ボギー直後の絶好機を逃し豹変 渋野日向子は涙の予選落ちでアジアシリーズ出場厳しく

渋野日向子は今季11度目の予選落ちが確実となった
◇米国女子◇クローガー・クイーンシティ選手権 presented by P&G 2日目(12日)◇TPCリバーズ・ベンド(オハイオ州)◇6876yd(パー72)
渋野日向子は「75」とスコアを落とし、通算1オーバーで今季11試合目の予選落ちが確実となった。一時は通算5アンダーまで伸ばしながら、後半アウトでハーフ「41」と崩れるまさかの展開。「その(取り返す)気持ちはあったんですけど、なかなかコントロールできなくて…。悔しいです」と消え入りそうな声でつぶやき、涙がこぼれた。

イーグル先行から一時は通算5アンダーまで伸ばしたが、後半に崩れた
2アンダー45位から早朝のスタートは文句なしだった。2ホール目の11番(パー5)でセカンドショットをしっかりピン筋に飛ばし、奥からの傾斜で戻した6mほどのチャンスをものにしてイーグル先行。第1打をグリーン左奥に外した12番(パー3)も、下り傾斜を利用した繊細なアプローチから、微妙な距離のパーパットを沈めて耐えた。14番では下から5mを打ち切ってバーディ。5アンダーとしたこの時点で日本勢最上位に浮上した。
前日ダブルボギーの17番で巻き込むような1Wショットがフェアウェイバンカーにつかまった。花道からのアプローチがわずかに短く、パーパットもカップに蹴られて最初のボギー。それでも、心から悔やむのは続く18番(パー5)で1m強の絶好機を外してしまったこと。初日は2度成功したバウンスバックができず、「ホントに18番が入っていれば変われたと思うし…。ショットも後半なかなか乗らなかったので、気持ちとはまた逆の結果になってしまった」と唇をかむ。

10番から出て、後半のアウトでスコアを落とした
18番でバーディを逃したといっても、通算4アンダー。ひとつのプレーで大きく沈んだ気持ちがスコアに直結してしまうことが歯がゆい。折り返してからの5ホールで5つ落とし、見えていた上位の背中だけでなくカットラインも遠のいた。
予選落ちにより、今大会終了時点のポイントランキングを基準に決まるアジアシリーズ4試合の出場も厳しくなった。最もランキングの下位選手まで出場枠が巡ってきそうな初戦「ビュイックLPGA上海」でも、現状のリスト最後尾はランク91位のアルピチャヤ・ユボル(タイ)。エントリー締め切り前とはいえ、ランク101位から上積みに失敗した渋野まで降りてくる可能性は低いといえる。

アジアシリーズ出場は厳しく。シード争いは米国での残り3試合が正念場になる
4年目となる米ツアーでアジアシリーズ出場を逃せば初めてのこと。シード争いに向け、次週の3日間大会「ウォルマート NW アーカンソー選手権」を含めた3試合が正念場となる。「切り替えて頑張ります」と絞り出した。(オハイオ州ハミルトン タウンシップ/亀山泰宏)