何回、天を仰いだことか…原英莉花は「きょう一番いいショット」から3パット

一足飛びにとはいかなかったが…原英莉花は29位で最終日へ

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 3日目(25日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)

直前、パー5の8番でチャンスを逃した気持ちをぶつけるように原英莉花は9番(パー3)の左奥ピンを攻め込んだ。ティイングエリアが前に出ているとはいっても、手前がえぐれたようなグリーン形状によって守られているピンに対し、右サイドから対角線でアタックした。

ティショットの出球を安定させたい

左上2.5mもないチャンスでライン読みが悩ましかったという。「あんまり切れないんじゃない?」――。帯同キャディのアドバイスに納得しかけて、傾斜を足で踏んだ感覚がどうしても引っかかった。「ちょっと切れるんじゃないかな…」。ここまで上りのパッティングを打ち続け、この日初めてとなる下りのラインだったことも決断を鈍らせた。「ちょっとタッチを合わせてと思ったんですけど、(切れずに)抜けちゃいました。がっつきましたね。迷ったら、やっぱり浅く読まないとダメ」。思わず天を仰ぐ背中に悔しさがあふれた。

数えきれない惜しいパッティング

折り返して10番も「きょう一番いいショットかな」という渾身の一打で好機を演出。しかし、そこから痛恨の3パットボギーをたたいた。キャリア4度目のメジャーで初めて予選を通過。ツアールーキーとしてひとつでも上を目指したムービングデーはパープレー「72」にとどまり、通算2アンダーのまま29位に後退した。

下は向かない

前日よりショットでチャンスメークするシーンが増えただけにもどかしさも募るが、オーバーパーをたたかなかったことで浮上の目は残った。「引き続き、あしたもチャンスにつけて獲っていきたい」。下を向くより、ラスト18ホールの巻き返しを見据えた。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)