「バックライン」ユーザーってこんなにいる? PGAツアーのグリップ事情

アラインに替えてメジャー優勝をあげたシャウフェレ
◇米国男子◇ザ・メモリアルトーナメント presented by Workday 事前(3日)◇ミュアフィールドビレッジGC (オハイオ州)◇7569yd(パー72)
PGAツアーでクラブの撮影をしていて気づいたことがある。バックラインユーザーが意外と多いことだ。バックラインとは英語で「RIB(リブ)」と呼ばれる、グリップの裏側(下側)にある、縦に走る細い突起(山状の盛り上がり)のことで、プロは握る際のガイドラインにしている。

グリップの基準になる
また最近流行っているのは、突起がグリップの中ではなく表側についたゴルフプライドの「ALIGN」(アライン)で、こちらのグリップのユーザーも多い。突起の赤いラインが目立つため、印象としてはバックラインユーザーがかなり多く感じる。肌感としては、フィールドの半数以上はバックラインではないだろうか。
何人かの名前を挙げると、スコッティ・シェフラー(ツアーベルベット58)とロリー・マキロイ(MCC 60)はバックライン入り。ザンダー・シャウフェレ(MCC ALIGN 58)、キャメロン・ヤング(MCC ALIGN Max 60)、リッキー・ファウラー(Zコード ALIGN MAX)、ゲーリー・ウッドランド(ツアーベルベット ALIGN)らはアラインを使用している。

指の腹で突起を感じている
実際にアラインユーザーのメジャー2勝ザンダー・シャウフェレに話を聞いた。
「グリップの形を整えるために使っていますし、感触も気に入っています。後ろ側にリブ(突起)が1本ある感じがいいんです」。2024年ごろからアラインを入れるようになったという。「突起があることでグリップが少し安定するんです。特にこの指の腹でグリップを感じられますよ」と握りながら説明してくれた。

ファウラーのアラインマックスは突起部が高い
ちなみにフェースを開くことの多いウェッジは、通常の丸いグリップをいれているとのこと。一方で、マキロイとファウラーのグリップを確認したところ、彼らはウェッジのグリップにもバックラインを入れていた。フェースを開く際にバックラインがあっても気にしないのだろう。

ツアーバンにもアライングリップが並んでいた
一時期は減っていたように感じたが、再び流行の兆しを見せるバックライン。プロもグリップの基準が必要なのか。むしろ毎日ゴルフをするからこそ必要なのかもしれない。練習場でいつも左手のグリップとフェース向きを確認してから球を打つシェフラーは、おそらくこのバックラインを基準に握っているだろうなと、改めて感じた。 (オハイオ州ダブリン/服部謙二郎)