元世界1位から“あなた向きのコース”は当たっていた? 神谷そら「もうちょっとラウンドさせて(笑)」

日本ツアーからスポット参戦の神谷そらがメジャーで8位発進

◇女子メジャー第1戦◇シェブロン選手権 初日(23日)◇メモリアルパークGC(テキサス州)◇6811yd(パー72)

開幕前、大会初出場の神谷そらは歴代覇者のツェン・ヤニ(台湾)からうれしい言葉をかけられたという。「(コースは)あなた向きだから、のびのびゴルフをやっておいで」。3月の日台共催「台湾ホンハイレディース」で同組になって縁ができた元世界ランキング1位の言葉を証明するように、首位と4打差の3アンダー8位と好発進を決めた。

イーグル逃しの後半3番からパッティングがさえた

1バーディ、1ボギーのパープレーで迎えた後半にスコアを伸ばした。「しっかり打てるきっかけになった」と振り返るのが3番(パー5)のイーグルパット。残り213ydから5番アイアンで奥のピンまで突っ込んで3m強のビッグチャンスを演出していた。

もちろん決めたい場面だったが、「しっかりインパクトできて、思ったより切れなかった。いわゆる“プロライン”ですかね。ジャスト(タッチ)系で抜けたわけじゃなくて、しっかり抜けていったので。どちらかというと、ガツガツ打つタイプの自分らしさが戻ったような感覚はありました」。続く4番で15mほどのロングパットを放り込み、7番(パー3)も獲って後半だけで4バーディ(1ボギー)を積み重ねた。

日本屈指の飛ばし屋がロングコースで躍動

日本ツアー屈指の飛ばし屋ながら、「こっちのツアーに来たら飛距離も平均か、ちょっと飛ぶかな…くらい。こっちでは飛距離は強みにならないので、何を探そうって感じです」と立ち位置を謙虚に分析。国内なら他を圧倒できる武器に甘んじることのない姿勢は、ショートゲームに対する繊細さにも表れている。

手前にピンが切られた最終9番(パー3)で右の土手下に外した。柔らかくボールを上げ、しっかりと寄せたクラブは54度のウェッジだった。58度を選ばなかったのは、グリーンに乗ってからピンまでが、軽い上りの逆目のラインで転がりが良くないとジャッジしたから。「54度で傾斜なりに打っていって、結果(ロフトは)58度くらいになるけど、転がっていく計算。ラフで、ライも左足上がりだったので、きょうの中では簡単な方。ペタペタしているフェアウェイからの方が難しい印象がある」と振り返る言葉によどみがない。

大舞台をのびのびと戦う

1Wショットに対する寛容性のあるコースで、海外勢に引けを取らないアイアンの球の高さを生かした形の好スタート。メジャー5勝のレジェンドが押した太鼓判の真実味もグッと増した感がある。「先週良かった感覚がきょうの結果につながっているので自信を持って臨めてはいますけど、このコースに合っているかどうかは…もうちょっとラウンドさせてください」と笑った。(テキサス州ヒューストン/亀山泰宏)