マルケス、F1風レース前セレモニー導入に不満「知らなかった。要求が増えて、いつか”爆発”するよ」

 ドゥカティのマルク・マルケスは、MotoGPが導入する”F1スタイル”のレース前セレモニーについて、スタート前のライダーの準備を妨げる可能性があるとして不満を表明した。

 今週末のサンマリノGPから、MotoGPは新しいプロトコルを導入する。このプロトコルでは、日曜日のレース開始前に、すべてのライダーがグリッドの前に並び、国歌が演奏される間、開催国の国旗に敬意を表することが義務付けられる。

 この形式はF1では数年前から採用されている。これまでMotoGPライダーはグリッド上のスタート位置付近に留まり、技術者からの指示を聞く者もいれば、単にスタート前の集中を保つ者もいた。しかし今後は、レース主催者は全ライダーにグリッド最前列に立つことを求めている。

 このプロトコル変更について問われたマルケスは、知らされていなかったと明かした。

「正直言って知らなかった。彼らは僕たちにどんどん要求を増やしてくる。いつの日か爆発するだろう。だが、こういうことは僕たちが決めることではない」

 メディアを通じてこの直前の変更を知ったマルケスは、それまでミサノで比較的順調な一日を過ごしていただけに、明らかに苛立ちを隠せなかった。

Alex Marquez, Gresini Racing, Marc Marquez, Ducati Team

 前戦カタルニアGPでは、弟のアレックス・マルケス(グレシーニ)に敗れたマルク・マルケスだが、サンマリノGPのプラクティスでは最速タイムを記録している。

 FP1ではトップから0.269秒遅れの5番手発進だったマルク・マルケスは、”リセット”したことで調子を取り戻し、2番手に0.147秒差をつけてトップとなったのだ。

「カタルニアでは差はほとんどなく、アレックスだけが僕より速かった」とマルク・マルケスは語った。

「実際、FP1では苦戦していた。マシンと格闘し、あらゆる感覚に苛まれていた。カタルニアからここに来て、トップ争いに加わっているのは僕だけではない」

「バイクのフィーリングはとっても硬くて、あらゆる部分で振動していた。しかし練習に向けてリセットし、異なる走り方を始めた。ライディングスタイルを進化させ、チームもセッティング面でサポートしてくれた」

 タイムシートでトップに立ちながらも、マルケスはすべてが意図通りに機能しているわけではないと説明し、まだ改善の余地が大きいことを示唆した。

「初走行時から、グリップが非常に高くてバイクがとても硬かった」

「そして1周が短いサーキットでギヤもショートだから、バイクのパワーが過剰だったんだ」

「ブレーキングポイントも非常に厳しい。カタルニアではブレーキを離してコーナースピードを生かす必要があるが、ここでは完全に逆だ」

 しかしミサノのグリップの高い路面は、マルク・マルケスに適していると見込まれている。

「グリップはとても良いけど、常に小さな凹凸がある。大きな凹凸ではなく、小さな波紋のようなものだ。振動はあるが、誰にでも起こる現象なので許容範囲だ」

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