唐突な幕切れに…大郷町の「スポーツパーク構想」中止 町民はどうとらえた? 宮城

宮城県大郷町が計画していた「スポーツパーク構想」は中止となることが決定しました。

町を二分する議論となっていた構想ですが、事業者側が撤退する意向を伝えたということです。

スポーツパーク構想 推進か、見直しか…幕切れは突然に

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三浦理瑚記者

「前町長が町おこしの起爆剤として掲げたスポーツパーク構想は唐突な幕切れとなりました。先日までこちらに設置されていた看板もすでに撤去されています」

23日午後、大郷町。

予定地に建てられていた看板はすでに撤去されていました。

大郷町が進めてきたスポーツパーク構想は、2019年の東日本台風で被災した粕川地区にサッカーグラウンド12面や宿泊施設などを整備するもので、京都に本社を置く「スポーツX」が運営を担う予定でした。

田中学 前大郷町長

「子どもたちが大人になったときに、この事業は絶対に新しい文化、経済が成長するものと」

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少子高齢化が進む町は、田中学前町長を中心に“町おこしの起爆剤”にしようと構想を進めてきましたが、町議会は事業費が明確ではないなどとして、土地取得費を含む関連予算案を2度否決していました。

スポーツパーク構想の推進か、見直しか。

町長選挙で争われた結果は。

「バンザーイ!」

「見直し」を訴えた石川良彦町長が、約500票差で前町長に勝利。

今後の構想の行方に注目が集まる中、事態は急変しました。

構想は中止 町民の反応は

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9月19日、「スポーツX」の小山淳社長が役場を訪れ、町側はサッカー場の規模縮小などを提案。

スポーツX側は、規模を縮小すると採算が合わなくなるなどとし、撤退の意向を示したということです。

中止を受け、大郷町民は…

大郷町民

「前から心配だったから、こんな小さい町に12面もつくったらどうなるの」

「なくなってよかったのかなという感じはします。確実性が薄いような感じを受けましたしね」

「なんとも言えない寂しさだよね。 ああいうものが来て、お客さんが入れば過疎から脱出できると思うのね」

「中止になった代わりに、また違うところで町のことを考えてやってもらえればいいかなと」

構想中止で今後は…

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大郷町の石川町長は、予定地の今後について「議会や町民と意見交換していきたい」としています。

なお、運営を担う予定だったスポーツXは、「真摯に向き合ってもらったが実現できず、こちらの力不足で残念。今後は他の地域で構想の実現を目指していく」とコメントしています。