フェルスタッペン、シンガポールでは2位が精一杯「スタート直後でラッセルを抜けなかったことで、勝利は難しくなった」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、F1シンガポールGPを2位でフィニッシュ。ソフトタイヤをスタート時に履き、メルセデスのジョージ・ラッセル攻略を狙ったが、それは叶わず。その後は厳しいレースになったと振り返った。
レッドブルはシンガポールGPでは苦戦するものになるだろうと見られていた。しかし蓋を開けて見れば、フェルスタッペンは終始上位を争う活躍を見せ、ラッセルには敗れたものの、優勝候補筆頭と見られていたマクラーレン勢2台の前でフィニッシュすることができた。
シンガポール市街地コースはオーバーテイクが難しいため、スタート直後にポールポジションのラッセルを攻略すべく、ソフトタイヤを選択した。しかし首位に立つことは叶わず、その後はマネジメントを強いられることになったとフェルスタッペンは振り返る。
「スタート直後のターン1で前に出られていれば、レースに勝てたと僕も思う。ここはオーバーテイクするのが本当に難しいからね。でも、ターン1でリードを奪えなかったんだ」
フェルスタッペンは決勝レース後にそう語った。
「スタート時のパフォーマンスに関しては、イン側のグリッドはかなり分が悪いと分かっていた。理由は何であれ、昨年と比べてもうまくいかなかったので、もちろん少し残念だ」
「昨日の時点で、スタート時に同じタイヤを履けば、(アウト側のグリッドのドライバーたちに対して)ポジションをキープすることさえ難しいのは分かっていた。しかも雨が降っていたから、(よりグリップの高い)ソフトタイヤを選択したんだ。ポジションをキープして、ターン1で首位争いに加わるチャンスがあればいいと思った」
「でもそれが叶わなかった後は、ソフトタイヤを最後まで使い切り、ピットストップできる周回まで走り切るという、まさにマネジメントを強いられるレースになった。その後、ハードタイヤで走る周回数がまだ長いことは分かっていた。僕のタイヤはジョージやランド(ノリス/マクラーレン)よりも6〜7周は古かったと思うから、簡単ではなかった」
その上フェルスタッペンは、ギヤシフトの問題にも対処しなければいけなかった。
「レース全体を通じて、シフトダウンとシフトアップにかなり苦労した。それで状況が悪化してしまった。バランスも、僕が望んでいたようなモノではなかった。だから2位が精一杯だったと思う」
「とはいえバランスがもっと良かったとしても、ターン1で2番手だったことで、2位がベストだったと言える」
フェルスタッペンは、期待以下ではあったものの、苦戦も予想されていたシンガポールで好結果を手にできたことに満足しているようだ。
「ここ数レースで、僕らは間違いなく大きく前進したと思う。週末を通して取り組んだことは、今後のレースに向けて改めて検討する必要があるだろう」
そうフェルスタッペンは語った。
「期待していたペースと比べて、少し落ちてしまった理由が分からず、途方に暮れているわけではない。ただ分析が必要だということだ。次の週末には、もっと改善できることを願っている」
今回のレース結果により、マクラーレンが今季のコンストラクターズタイトル獲得を確定させた。そのためレッドブルはランキング2位を狙いたいところだが、現時点ではランキング4番手。2番手のメルセデスとは35ポイント、3番手のフェラーリとは10ポイントの差である。
ランキング2位を手にする自信があるかと尋ねられたフェルスタッペンは、次のように語った。
「35ポイントというのはかなり大きな差だ。理想を言えば、今日勝てていればよかった。でも、もちろん挑戦するよ。激しい戦いになるだろう」
そう語るフェルスタッペンは、2台揃ってポイントを稼ぐことの重要性を説いた。
「今日はメルセデスが勝って、僕が2位。もう1台のメルセデスもポイントを獲得したので、そう簡単にはいかない。もう1台が何位だったかは知らないけどね」
「厳しい戦いになるけど、全力を尽くすよ」
フェルスタッペンひとりに全て頼るわけにはいかない。チームメイトの角田裕毅も上位でフィニッシュすることが、レッドブルがランキング2位を手にする上で重要となろう。角田と、彼を支えるチームの奮起が期待される。
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