50代からのキッチンで「捨てるもの10個」と「やめる習慣10選」。使いこなせていない食器がムダ買いの原因に
「節約しているつもりなのに、なぜか食費が下がらない」そんな悩みの原因は、キッチンの中にあるかもしれません。キッチンは、家計のムダがもっとも表れやすい場所でもあります。そこで今回は、片づけのプロでファイナンシャルプランナーの下村志保美さんに、食費をムダにしないためのキッチンの「もののもち方」と「習慣」について教えてもらいました。節約につながる、今日から見直したいポイントを具体的に紹介します。

キッチンで手放すべきものとは?
【写真】期限切れの調味料
キッチンは「家計のムダ」が可視化される場所
「節約しているつもりなのに、なぜか食費が下がらない」そんな悩みを抱える方のキッチンをのぞいてみると、ある共通点が見えてきます。
それは、ものが多すぎることではなく、「使いきれないもの」が残り続けていること。使われないまま眠っている食品や調理道具は、すでに支払ったお金を回収できていない状態です。
つまりキッチンは、家計のムダがいちばん目に見えて表れる場所。
では、食費をムダなく使うために、キッチンの「もののもち方」をどう見直せばいいのでしょうか。すぐに実践できるポイントを具体的に紹介します。
キッチンにあったら「手放すべきもの」10選

50代からのキッチンで「捨てるもの10個」と「やめる習慣10選」。使いこなせていない食器がムダ買いの原因に
まずは、キッチンで見かけたら「手放してほしいもの」10選から。
●1:賞味期限・消費期限ぎれの食品・調味料
とくに開封後1年以上たったスパイス、乾物、冷凍食品は要注意。
●2:古い・におう・カビのあるスポンジ、たわし、ふきん
衛生面に不安があるものは、迷わず処分を。
●3:テイクアウトの使い捨てカトラリー類
箸・スプーン・ストローがそれぞれ10本以上あるなら、明らかにもちすぎです。
●4:フタが合わない、欠けている、変形した保存容器
「一応使える」は、結局使いません。
●5:1年以上使っていない小型調理家電
ホットサンドメーカー、ゆで卵器、みじん切り器などは代表例。
●6:粗品やいただきもので、使っていない食器やマグカップ
気に入っていないものは、今後も使いません。思いきって処分を。
●7:ゆがみやコーティングはがれのあるフライパン・鍋
調理の質だけでなく、健康面でも不安が残ります。
●8:使い心地が好みではない洗剤や消耗品
使いにくさは、毎日の小さなストレスに。
●9:欠けやヒビが入った食器
ケガの原因になるため、早めの見直しを心がけて。
●10:いただいたけれど、だれも手をつけないお土産食品
味見して判断し、食べないならば手放して。
「まだ使えるから」と残しているものほど、じつは使いきれずにキッチンのすみで眠り続けがち。
結果的に新しいものを買いたし、食費や日用品費がかさむ原因になります。
キッチン回りで見直してほしい「習慣10選」

日ごろの「なんとなく」の小さな習慣が、じつは浪費の原因になっていることも少なくありません。キッチンにある不要なものの整理を終えたら、次やるべきは「習慣の見直し」です。
「本当に必要?」という、一歩立ち止まって考える、買わない目線を持つことが重要です。
取り入れてほしい習慣は、具体的に以下のとおりです。
・冷蔵庫をチェックしないで買い物に行く
・安いからという理由だけで衝動買い
・ひとつを使いきる前に、次々新しいものを開封する
・ストックを複数の場所に分ける
・期限を確認しないで買う
・足りない気がする、で買いたす
・計画性のないまとめ買い
・使いにくい道具を我慢して使う
・もらった食品を「とりあえず」突っ込む
・在庫量を感覚で判断する
キッチンで必要なのは、節約意識より「把握力」です。使いきれなかったことを反省する必要はありません。
「今の暮らしに合わない」と気づけたなら、それは立派な家計改善です。
正しい判断ができると、お金も自然と貯まるように

お金が貯まるキッチンは、特別な節約テクニックを使っているわけではありません。
「使いきれないものを抱え続けない」
「買う前に慎重になる」
という、当たり前の判断を丁寧に積み重ねているだけです。
使われないまま残った食品や道具は、暮らしに合わなくなったサイン。それに気づいて手放すことは、ムダづかいではなく、次のムダな出費を防ぐ行動です。
まずはキッチンの中から、「これ、最後にいつ使った?」と問いかけてみてください。
ひとつ判断ができるたびに、家計も暮らしも、少しずつ軽くなっていきます。