60代、暮らしが好転した「キッチンの見直しアイデア」5つ。調理がラクで無理なく片付く
年齢を重ねたことで調理器具やキッチン収納を見直し、ラクに作業ができるようになった事例を紹介します。夫と義母のシニア世代3人で暮らす整理収納アドバイザーの原田さよさん(現在60代)のケースです。ここでは原田さんが実践している、キッチンまわりの工夫5つについて語ります。

【写真】60代、キッチンに置くようになったもの
1:イスを置いて立ちっぱなしを減らす
キッチンで長時間立ったまま作業をしていると、腰やひざにじわじわと疲れがたまるので、イスを置いて疲れたら座れるようにしてきました。毎日使うことはなくても、「いつでもすぐ座れる」と思えるだけで、気持ちもラクになりました。
2:調理器具は扱いやすいものをチョイス

私は関節リウマチで利き手が少し使いづらいため、ものが増えるとわかったうえで、トングやターナー等を買いたしました。無理をせず道具に頼ったことで、調理がラクになったと実感しています。そのほかにも、包丁がつらいと感じるときはピーラーやキッチンバサミなどを使うことも。
また、フライパンを軽いものに買い替え、鍋も重くて大きいものから小さめのものを複数使うようにしました。
3:よく使う道具は出し入れがラクな位置に

60代、暮らしが好転した「キッチンの見直しアイデア」5つ。調理がラクで無理なく片付く
毎日使うものほど取りやすい高さに置くのは、収納の基本ですが、年齢を重ねるにつれ大切なポイントになってきます。わが家では、鍋やフライパンはしゃがまずに取れる場所に、調味料や菜箸、包丁など毎日使うものはコンロや作業台近くの引き出しの上段へ収納しています。
これを意識しておくと調理の流れがスムーズになるだけでなく、体が格段にラクになると感じます。
4:使い捨てアイテムも活用し、洗いものを減らす

使い捨てアイテムは便利なものの、以前はもったいないという思いからなかなか活用できずにいました。でも、やっときり替えられてからは、フライパンにクッキングシートを敷いて焼き魚をしたり、ザルの代わりにキッチンペーパーで水きりをしたりするようになりました。
洗いものが少ないというだけで、一日の終わり方までよい方向に変わることを実感しています。
5:食材準備の時短テクニックを再導入

私の調子がよくなかったときに、娘が冷凍の切りおき野菜を用意してくれました
子どもたちが幼い頃はしていたのに、年齢を重ねてからすっかりやらなくなっていたと気がついたのが、時間があるときに食材の下準備をしておくこと。原点に立ち返り、野菜やまとめ買いした肉類の切りおきを冷凍する下ごしらえを再導入しました。こうするだけで、気持ちに余裕が生まれます。
家事は無理してがんばるものではなく、体を守りながらラクに続ける工夫を積み重ねていくものなのだと、60歳を過ぎてから実感するようになりました。これからも、年齢とともに変わる体に合わせて、キッチンでの作業を快適なものにアップデートしていきたいと考えています。