コンパクトな車体で“街乗り最強”なのに高速走行もできる使いやすさがイイね! 150cc〜200ccクラスの「軽二輪」3選
機動力と高速走行能力を兼ね備えた150ccクラスの注目モデル
現在の国内二輪市場において、排気量150cc前後のモデルは、維持費の安さと走行性能のバランスから選ばれる傾向があります。
このクラスは、一般道での取り回しの良さを保ちつつ、必要に応じて有料道路を利用できるため、通勤からレジャーまで多用途に対応することが可能です。
【画像】“ちょうど良い”サイズと排気量の軽二輪!「150cc〜200cc」バイク3台を見る(44枚)
今回は、街乗りでの実用性とスポーツ性能、さらには多目的性を備えた現行モデルを3車種を取り上げます。
●スズキ「ジクサー150」
まず紹介するのは、スズキのネイキッドモデルである「ジクサー150」です。

スズキ「ジクサー150」
ジクサー150は、インド市場での成功を経て日本に導入されたモデルであり、現在はスズキの軽二輪ラインナップにおけるエントリーモデルとしての役割を担っています。
外観デザインについては、スズキの大型スポーツバイクと共通のイメージを採用しており、ヘッドライトから燃料タンクまでの一体感があるフォルムが特徴です。
ボリュームのあるタンク形状とスリムなシートによる抑揚のあるスタイリングが施されています。
エンジン特性は、排気量154ccの空冷4ストローク単気筒「SEP」エンジンを搭載し、最高出力13ps、最大トルク13Nmを発揮します。
ロングストローク設定により、中低速域でのトルク性能と燃費性能を両立した設計です。
機能面や電子制御については、フロントブレーキにABSを標準装備しており、直径266mmのディスクブレーキと相まって制動時の安定性が図られています。
また、フル液晶デジタルメーターにはギヤポジション表示やオイルチェンジインジケーターが備わっています。
シート高は795mmに設定されており、足つき性にも配慮されています。
なお、価格は39万6000円です。
●ヤマハ「YZF-R15」
次に紹介するのは、ヤマハのスーパースポーツモデル「YZF-R15」です。

ヤマハ「YZF-R15」
YZF-R15は、ヤマハのフラッグシップモデルである「YZF-R1」の流れを汲むデザインを採用したフルカウルモデルです。
2023年に日本国内仕様が正式に発売され、125ccクラスの車体に155ccエンジンを搭載した構成となっています。
外観デザインは、Rシリーズ共通の水平基調のラインを基調としており、フロントフェイスにはLEDポジションライトとシングルLEDヘッドライトを配置しています。
そして、エンジン特性は水冷4ストロークSOHC4バルブ単気筒エンジンを採用し、最高出力19ps、最大トルク14Nmを発生します。
可変バルブ機構であるVVAを搭載しており、全域で扱いやすい出力特性を実現しています。
機能面では、トラクションコントロールシステムを採用しているほか、過度なエンジンブレーキを抑えるアシスト&スリッパークラッチを装備しています。
また、足まわりには37mm径の倒立式フロントフォークと、軽量なアルミ製リアアームを組み合わせることで、走行性能の向上が図られています。
メーターには「ストリート」と「トラック」の2モードを選択できる液晶ディスプレイが採用されています。
車両重量は141kg、シート高は815mmに設定されています。
なお、価格は55万円です。
最後はホンダのアドベンチャースクーター
●ホンダ「ADV160」
最後に紹介するのは、ホンダのアドベンチャースタイルスクーター「ADV160」です。

ホンダ「ADV160」
ADV160は、前身モデルである「ADV150」の系譜を受け継ぎ、排気量の拡大やフレームの新設計を経て進化を遂げた軽二輪スクーターです。
外観デザインは、タフな印象を与えるアドベンチャースタイルを採用しており、2段階に高さ調節が可能な可動式スクリーンを装備しています。
そして、心臓部には水冷4ストローク単気筒「eSP+」エンジンを搭載し、総排気量は156ccです。
最高出力16ps、最大トルク15Nmを発揮し、アイドリングストップシステムによる環境性能の向上も図られています。
また、機能面および電子制御では、後輪の駆動力を制御するホンダセレクタブルトルクコントロールを装備し、滑りやすい路面での走行をサポートします。
くわえて、フロントのみが作動する1チャンネルABSや、急ブレーキを後続に伝えるエマージェンシーストップシグナルも備わっています。
なお、価格は49万5000円です。
※ ※ ※
今回取り上げた3モデルは、排気量こそ近いものの、ネイキッド、スーパースポーツ、スクランブラー風スクーターという明確な個性を持っています。
どの車両も150ccクラス特有の軽快なハンドリングを実現しており、日常の足としての機能と高速道路を利用した遠出を両立することが可能です。
ライフスタイルに合わせた選択肢が豊富に揃うこのカテゴリーが今後どのような進化を遂げていくのか、その動向にも注目が集まります。