60代ひとり暮らし、「キッチンで手放してよかったもの」。ものが少なくても暮らしは回る

キッチンにあるのが当たり前だと思っているものでも、いざ手放してみると意外と困らず、むしろ暮らしやすくなることがあります。今回は、カナダ在住でもたない暮らしを発信するブロガー・筆子さん(60代・ひとり暮らし)に、キッチンで手放してよかったものと、その結果どう変わったかを伺います。

なくても困らなかった「電子レンジ」, 「調味料」を厳選すれば賞味期限ぎれなし, 用途別の「食器」はいらない, あって当たり前の「調理家電」も手放した, 食べきれないほどの「食料品」を買うのはやめた, たくさん置かなくても暮らしは回る

※画像はイメージです(画像素材:PIXTA)

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なくても困らなかった「電子レンジ」

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結婚していた頃は電子レンジを使っていましたが、ひとり暮らしを始めたタイミングで使うのをやめました。

温め直しは、鍋やスチーマーで10分ほど。時間は少しかかりますが、加熱している間に別のことができるので、そんなに不便には感じません。

使っているのは、専用の蒸し器ではなく、鍋に穴のあいたスチーマーがセットになったタイプです。スチーマーを外せば普通の鍋として使えるので、道具が増えないのも気に入っています。

蒸す生活を始めて気づいたのは、ご飯がふっくら仕上がっておいしく食べられること。電子レンジだと温め具合の調節が難しく、加熱しすぎるとご飯がカチカチになってしまうこともありました。

また、電子レンジがない分、カウンターのスペースがあき、作業しやすくなったことにもメリットを感じています。

「調味料」を厳選すれば賞味期限ぎれなし

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今、キッチンに置いてある調味料は、しょうゆ、みそ、塩、コショウだけです。砂糖はだいぶ前に使うのをやめ、ドレッシングも置いていません。

種類が少ないとどれも使いきれるので、賞味期限ぎれで捨てることがありません。戸棚のスペースもすっきりしています。

ゆでたブロッコリーにはオリーブオイルをそのまま垂らして食べたり、カツオ節をふりかけてしょうゆをかけたりしています。削ったショウガをオリーブオイルに入れることもよくします。カツオ節としょうゆの組み合わせは、手づくりドレッシングのような味わいで気に入っています。

以前はオーガニックフードの店で、手づくりドレッシング風の製品を買うこともありましたが、今はカツオ節があれば十分です。調味料を絞ると、料理の味つけで迷うことも減ります。

用途別の「食器」はいらない

普段はガラス容器を中心に使っています。つくりおきの保存にも、そのまま食べる器にもなるので、保存専用、食事用と分ける必要がないからです。

ガラスを選んでいるのは、食洗機できれいに洗えることと、プラスチックよりエコだからです。

普段使っているガラス容器は、ガラスを中心に全部で7つあります。そのうち5つは、Amazonで買った四角いコンテナです。スチーマーに入るサイズを選びました。残りの2つは、娘からもらったアンカー社の丸いタイプと、以前からもっていた野田琺瑯の四角いタイプ。

1週間分のランチをまとめてつくりおきしていますが、どれもちょうどいいサイズです。

一時期、全部同じサイズのコンテナでそろえたいと思ったこともありました。しかし、ものを増やしたくないので、手もちのものをそのまま使うことにしています。

あって当たり前の「調理家電」も手放した

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炊飯器、トースター、コーヒーメーカー。昔は当たり前のようにもっていましたが、今はどれもキッチンにありません。

炊飯器は鍋でご飯を炊くことに決めたとき手放しました。今、炊飯に使っているのは電気圧力鍋です。見た目は炊飯器に似ていますが、炊飯以外にも、豆を煮たりコンソメをつくったりもできて重宝しています。

トースターも以前は普通に使っていましたが、そもそもパンを食べなくてもいいと思うようになり使わなくなりました。たまにパンを食べるときはエアフライヤーでトーストしています。

コーヒーメーカーは、コーヒーを飲むのをやめたのでいらなくなりました。

こうして振り返ると、食べなくなったから道具もいらなくなったというパターンがけっこう多いことに気づきます。

今、キッチンにあるのは、エアフライヤーとスチーマー、鍋、フライパン。ひとり暮らしの食事には、このくらいで十分です。

食べきれないほどの「食料品」を買うのはやめた

食料品は、週に1度オンラインでまとめて注文しています。オーガニックフード専門のスーパーから配達してもらう仕組みです。まとめ買いといっても、1週間分なので冷蔵庫に入りきる量だけ。

安売りにつられて大量に買うこともなく、買うものはほぼ決まっているので買い物に時間がかかりません。

食べきれる分しか買わないと、食材を腐らせて捨てることがなくなるのもよいポイント。

以前は魚の缶づめの汁は捨てていましたが、今は捨てずにスープなどの調理に使っています。流しの排水溝がくさくなるのを防ぐために始めましたが、結果的に食材を最後まで使いきることにつながりました。

たくさん置かなくても暮らしは回る

少しずつ道具を減らしたら、なくても大丈夫なものが意外とたくさんあることに気づきました。

みんながもっているから、昔から置いているからという理由で持っているなら、一度なくしてみてはどうでしょうか。

スペースがあくとキッチン全体がすっきり。楽しい気分で調理ができますよ。