実家の片付けで「130kg以上の不要物」を捨てた50代。どうしても処分できない「和ダンスの中身」
高齢の両親がいる人にとって避けて通れない「実家じまい」。50代で実家の片付けを進めるインスタグラマー・ぐりーんさんは、これまでに130kgを超える量のものを手放してきましたが、それでもなお苦戦しているものがあるといいます。リアルな体験談を伺いました。

実家の片付けで手放せないものを伺いました
【写真】タンスには和服がぎっしり
思い入れが強いものは捨てるのが難しい

両親と同居中のぐりーんさん。独身でひとりっ子のため、いずれは単身で実家を引き継ぐことになります。両親が元気なうちにと、約2年前から実家じまいを視野に片付けを始めました。
「大型のファッションラックから細々とした食器類まで、かなりのものを処分してきました。粗大ゴミに出したのは130kg超。随分身軽になった気がしますが、それでもまだ全体の2割程度。思い描いていた以上に片付けの道は険しく、なかなかゴールが見えません」(ぐりーんさん、以下同)
今後片付けが劇的に進むかどうか問われると、それも難しい気がする、とぐりーんさん。
「明らかに使わないものや古いものでも、両親の思い入れが強いと手放すのは心情的に難しいです」
和ダンスの処分に苦悩。だれも和服を着ないのに…

実家の片付けで「130kg以上の不要物」を捨てた50代。どうしても処分できない「和ダンスの中身」
なかでも、ぐりーんさんが処分を悩んでいるのが和ダンス。中身は、ぐりーんさんの祖母(母の母)が着ていた着物や、祖母の親しい友人から譲り受けたものです。
「母が和服を着ていた記憶はなく、これらはいわば“祖母の思い出”を丸ごと譲り受けたものたちです。かといって私が着るには丈が短く、この家ではだれも使えません。それでも手放す話をきり出すと、母は強く抵抗します」

和服をどうにかして残すのか、だれかに譲るのか、処分するのか。
頭では分かっていても、なかなか踏んぎりがつかない…。祖母から受け継いでから、そんな状態がもう何十年と続いています。
「母の様子を見ていると、決断を先延ばしにしている印象です。どこかで考えが止まって、どうしていいかわからないのではないかと感じています。手放さないままでいれば、最終的にだれが処分しなければならないのか。娘の私しかいないということはわかるはずなのですが…」
ひとりで背負う覚悟を決めた

本当は、祖母の和服の価値や背景をいちばんよく分かっている母自身に決断をしてほしいというのが、ぐりーんさんの本音です。でも話し合いを何度か繰り返した結果、「その判断を下すこと自体が、いまの母には大きな負担なのではないか」と感じるようになったそうです。
「以前は母が元気なうちに片付けたいと思っていましたが、今すぐ処分するのはあきらめました」
遅かれ早かれ、いずれ処分と向き合うことになる大量の和服。そのときは、ぐりーんさんがひとりで背負うつもりだそうです。
「本当はいちばん早く手をつけたかった場所ですが、ここは両親の家。そして両親の持ちもの。あえて手をつけないという選択肢もありではないでしょうか。今は母との関係性を損なわないことを優先したいと思っています」
ぐりーんさんの体験談、ぜひ参考にしてみてください。