燃費も良いしキビキビ走るし“日常の足”としては最高なんじゃない? メーカーの個性が発揮されている「原付二種スクーター」3選

都市部の移動を支える利便性と機動力を備えた原付二種スクーター

 現在の二輪車市場において、原付二種スクーターは通勤の手段としてだけでなく、走行性能を重視したモデルも数多く存在しています。

 各メーカーが独自の技術を用いた現行モデルは、エンジンの出力特性や車体設計を工夫することで、市街地での機動力と安定した走行を両立させているのが特徴です。

【画像】どれもカッコいい! 使いやすい「原付二種」125ccスクーターを写真で見る(31枚)

 今回は、現行で購入可能な個性の異なる3車種を取り上げます。

●ヤマハ「シグナス グリファス」

 まず紹介するのは、ヤマハ「シグナス グリファス」です。

ヤマハ「シグナス グリファス」

 シグナス グリファスは、2003年に発売された初代モデルからの走行性能を受け継ぎ、シリーズ初となる水冷エンジンを搭載したスポーツスクーターです。

 外観は、フロントマスクに特徴的な意匠が採用され、シャープなボディラインが独自のシルエットを形成しています。

 そして、エンジンは搭載される124ccの水冷4ストローク単気筒で、最高出力12ps、最大トルク11Nmを発揮します。

 全回転域でトルクを生み出す可変バルブ機構のVVAを搭載することで、市街地から幹線道路まで扱いやすい加速特性を目指しています。

 また、125kgの車体重量に対しシート高は785mmに設定されており、足つき性を確保している点も特徴のひとつです。

ヤマハ「シグナス グリファス」

 機能面では、フル液晶メーターや、スマートフォンなどの充電に活用できるUSBソケットが採用されています。

 くわえて、約28Lの容量を持つシート下トランクの標準装備や、走行時の疲労を考慮した設計もなされており、実用性が確保されています。

 なお、価格は37万4000円です。

続いてはスズキとホンダの125ccスクーター

●スズキ「アヴェニス125」

 続いて紹介するのは、スズキ「アヴェニス125」です。

スズキ「アヴェニス125」

 アヴェニス125は、スポーティなデザインと軽快な走行性能を特徴とし、スズキの原付二種スクーターラインナップに加わったグローバルモデルです。

 現行モデルはエッジを効かせた直線的なボディワークが特徴で、灯火類にはLEDが採用されています。

 そして、搭載される124ccの空冷4ストローク単気筒エンジンは、最高出力8.3ps、最大トルク9.6Nmを発揮する設定となっています。

 スズキ独自のエコパフォーマンス技術を取り入れることで、加速性能と燃費性能を両立し、発進が繰り返される都市部での扱いやすさを追求しています。

 また、重量は107kgと軽量ながら、シート高は780mmに設定されており、取り回しのしやすさと機敏な走行を可能にする設計がなされています。

 機能面では、ワンプッシュでエンジン始動が可能な「スズキイージースタートシステム」や、燃費の良い走行を視覚的に伝えるエコドライブインジケーターが装備されています。

 くわえて、フロントパネルのふた付きインナーボックスや、シートを開けずに給油ができる車体後部の給油口など、利便性を重視した設計がなされています。

 なお、価格は28万4900円です。

●ホンダ「PCX」

 最後に紹介するのは、ホンダ「PCX」です。

ホンダ「PCX」

 PCXは、2010年の初代モデル誕生以来、走行性能とスタイリングを両立させて進化を続けているホンダの主力モデルです。

 外観は、流麗なプロポーションを特徴としており、フロント周辺には夜間走行時の視認性に寄与するLEDヘッドライトを内蔵しています。

 そして、エンジンは124ccの水冷4ストローク単気筒を搭載し、最高出力12.5ps、最大トルク12Nmのスペックにより、ゆとりのある走行を可能にしています。

 摩擦抵抗の低減を図った環境対応型エンジンを採用することで、なめらかな出力特性と環境性能を両立させています。

 また、車両重量は133kgとなっており、シート高は764mmと低めに設定されるなど、乗車時の足つき性と落ち着いた乗り心地を両立させる設計がほどこされています。

 機能面では、加速時の後輪スリップを抑制する「ホンダセレクタブルトルクコントロール」などの運転支援システムを搭載している点が特徴です。

 これにより、雨天時などの走行におけるライダーの負担を軽減し、スマートキーシステムや容量30Lのラゲッジボックスとあわせて日常の移動に対応できる仕様となっています。

 なお、価格は37万9500円です。

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 今回取り上げた3車種は、それぞれ異なるコンセプトで開発されたモデルです。

 いずれも電子制御や利便性の高い装備が充実しており、毎日の通勤から週末の移動まで、幅広いシーンに対応する性能を備えています。

 環境性能への対応や新たな安全技術の搭載など、原付二種スクーターの利便性と性能が今後どのように推移していくのか、その動向が注目されます。