やっぱりクルマは“3ペダル”がいい! マニュアルだからこそ味わえる“快感”がたまらない 今でも新車で購入できる「希少MT車」3選

ダイレクトな操作感とクルマとの一体感を味わえる現行マニュアル車

 自動車の電動化や自動運転技術の開発が進む現代において、運転手が自らクラッチを切り、ギアを選択するマニュアル車は希少な存在となっています。

 日常の移動手段としての利便性を重視する層が増加する一方で、機械を操作する実感や、エンジン回転数を任意にコントロールするスポーツ性を求める声も根強く存在しています。

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 今回は、新車として継続して販売されており、マニュアルトランスミッションを選択可能なモデルを3車種取り上げます。

●ホンダ「シビック タイプR」

 まず紹介するのは、ホンダが提供する高性能ハッチバックの「シビック タイプR」です。

 シビック タイプRは、1997年の初代登場以来、FF(前輪駆動)最速を目指して進化を重ねてきた「タイプR」ブランドの象徴的なモデルです。

ホンダ「シビック タイプR レーシングブラックパッケージ」

 エクステリアは、空力性能を追求したロー&ワイドなフォルムに、グロスブラックのリアディフューザーや大型のリアスポイラーを装備しています。

 インテリアには、赤い専用シートやアルカンターラを用いたステアリングホイールを採用し、アルミ製のシフトノブやシリアルナンバー入りのエンブレムを配置しています。

 そして、パワートレインは2リッターのVTECターボエンジンを搭載しており、最高出力330ps、最大トルク420Nmという高い出力を発揮します。

 トランスミッションは6速マニュアルのみの設定となっており、変速時にエンジン回転数を自動で同期させる「レブマッチシステム」が搭載されています。

 先進安全装備としては、最新の「ホンダセンシング」を標準装備し、フロントワイドビューカメラやソナーセンサーによる運転支援を可能にしています。

 また、専用のデータロガーである「Honda LogR」により、走行データの解析やサーキットでのスピードリミッター解除も行えます。

 価格は、シビック タイプRおよび漆黒の内装を施した「RACING BLACK Package」ともに617万9800円です。

続いてはトヨタとマツダの現行マニュアル車を紹介

●トヨタ「GR86」

 次に紹介するのは、トヨタ自動車が展開するFRスポーツカーの「GR86」です。

 GR86は、かつて販売されていた「TOYOTA 86」のコンセプトを受け継ぎ、モータースポーツへの参戦やスポーツ走行のベース車両としての使用を視野に入れて開発されました。

トヨタ「GR86」

 エクステリアは、水平基調の骨格を採用し、ショートオーバーハングとすることで、スポーツカーらしい低重心かつワイドなスタンスを形成しています。

 インテリアについては、スポーツ走行時の車両姿勢の変化を把握しやすいインストルメントパネルを採用し、メーターには水平対向エンジンのピストン動作をモチーフにしたオープニングアニメーションが設定されています。

 また、フロントシートはスポーツ走行による前後左右の重力加速度にも耐えられるよう、ホールド性を高めた形状となっています。

 パワートレインは、2.4リッターの水平対向4気筒エンジンを搭載しており、最高出力235ps、最大トルク250Nmを発揮します。

 マニュアル車には、シフトフィールを追求した6速トランスミッションが組み合わされており、なめらかな操作感を目指した設計となっています。

 機能面では、ステレオカメラを用いた運転支援システム「アイサイト」をマニュアル車にも全車標準装備し、プリクラッシュブレーキや追従機能付クルーズコントロールを提供しています。

 価格はグレードによって異なり、「RZ」が351万8000円、「SZ」が319万5000円、「RC」が293万6000円です。

●マツダ「ロードスター」

 最後に紹介するのは、マツダが1989年から継続して生産している2シーターオープンカーの「ロードスター」です。

 現行モデルは2015年に登場した4代目にあたり、2024年にも大幅な商品改良が施され、走りの質が向上しています。

マツダ「ロードスター」

 エクステリアは、躍動感のある造形を特徴とし、軽量なソフトトップモデルと、電動格納ルーフを備えた「ロードスター RF」の2種類を用意しています。

 また、インテリアは人が中心となるコックピット構成となっており、8.8インチのセンターディスプレイを配置し、操作系を機能的にレイアウトしています。

 ソフトトップモデルのパワートレインには、1.5リッター直列4気筒エンジンが搭載されており、最高出力136ps、最大トルク152Nmを発生します。

 一方、ロードスター RFには、2リッター直列4気筒エンジンが採用されており、最高出力184ps、最大トルク205Nmというスペックを発揮するといいます。

 機能面では、旋回時の車体姿勢を安定させる「KPC」や、マニュアル車向けの非対称リミテッドスリップデフである「アシンメトリックLSD」を装備しています。

 また、先進安全技術として、スマート・ブレーキ・サポートなどの機能を備えた「サポカーS・ワイド」に対応しています。

 価格は、ソフトトップモデルが289万8500円から367万9500円、ロードスター RFが379万6100円から430万8700円です。

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 今回紹介した3モデルは、いずれも異なるアプローチでマニュアルトランスミッションを搭載し、操作する喜びを提供しています。

 自動運転技術や環境性能への要求が高まるなか、これらの純粋な内燃機関とマニュアル機構を組み合わせたモデルは、希少ながらその価値を保っています。

 今後も各メーカーが培ってきた技術を注ぎ込み、多様なニーズに応える走行体験が継続されることが期待されます。