兵力を誇張していたロシア政府:「ロシア軍の兵力64万人」はウソ
謎に包まれたロシア軍の兵力

ロシアの独立系メディア「Important Stories」とロシアのオープンソースインテリジェンス「Conflict Intelligence Team(CIT)」が行った共同調査により、ロシア国防省は自軍の兵力を50%も誇張して発表していたらしいことが明らかになった。
兵力64万人は誇張した数字だった

ロシア国防相は2023年12月、契約軍人の人数について64万人と公表していたが、2024年8月1日に発表された調査結果によって、実際には遥かに少ないことが暴露されたのだ。
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一時金を受けたのは42万6,000人だけ

「Important Stories」とCITはロシア政府の歳出に関するデータを利用し、2022年秋から2024年4月の間に国防省と契約を行い、一時金が支払われたのは兵士は42万6,000人しかいないことを突き止めた。
21万4,000人を水増し

『キーウ・インディペンデント』紙はこの調査結果について、実際に契約を交わして一時金を受け取ったロシア兵の数はロシア国防省の発表より21万4,000人も少ないと伝えた。
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契約数が目標の50~60%に留まる地域も

また、新たな調査では匿名の情報源から、ロシアの一部地域では軍人の契約数が目標の50~60%に留まっているという情報がもたらされたとのこと。
一時金の増額を命じたプーチン政権

この報道が事実であれば、プーチン政権がウクライナで任務に当たる契約軍人に対して支払われる一時金を大幅に増額するよう命じたのにも納得がゆく。ちなみに、この決定が下される以前の一時金の額は19万5,000ルーブリ(およそ2,280ドル)だった。
一気に倍増された一時金

ところが、ニュースメディア「ブルームバーグ」によれば、この一時金はプーチン大統領の指示によって、40万ルーブリ(およそ4,600ドル)に倍増されたという。
地方自治体にも協力を要請

同メディアいわく、「プーチン大統領はさらに、地方自治体に対して連邦政府が定める支給額に従うよう要請した」とのこと。これは、ロシア軍が思うように契約軍人の数を増やせず苦戦していることを示唆するものだ。
死傷者数の増加に対応するため?

一時金の増額は、ウクライナの戦場におけるロシア軍の死傷者数が急増しているさなかに行われた。ウクライナ軍参謀本部によれば、ロシア軍は2024年10月初旬までに65万人を超える死傷者を出したことになっている。
第2次世界大戦後の紛争としては突出した死傷者数

『ウクラインスカ・プラウダ』紙によれば、ウクライナ軍参謀本部は昨年10月2日の時点で、ロシア軍の死傷者数は65万5,560人に達したという見方を発表。この数字は第2次世界大戦後の紛争における死傷者数としては突出している。
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