レッドブルのメキーズ代表、イタリアGPの角田裕毅に一定の評価「予選でのマックスとの差は縮まっている……しかし決勝ペースは良いサンプルではない」

 レッドブルのローレン・メキーズ代表は、角田裕毅のF1イタリアGPを振り返り、クリーンなレースを戦えなかったため、レースペースの面では評価しずらいものの、予選などのパフォーマンスについてはポジティブな部分が多かったと語った。

 角田はF1イタリアGPの予選でベルギーGP以来となるQ3進出を果たした。決勝ではレーシングブルズのリアム・ローソンと接触して、マシンに大ダメージ……後半ペースを上げられず、13位でのフィニッシュとなり、ポイント獲得を逃した。

 しかしメキーズ代表は、角田の今回の戦いぶりに、ある程度ポジティブな評価を下している。

「皆さんと同じように、予選ペースとレースペースが、我々が重視している部分だ。とてもシンプルなことだよ」

 そうメキーズ代表は語った。

「レースでは、最初のスティントでトラフィックに捕まり、第2スティントではダメージを負ったため読みづらい部分もある。しかし予選を振り返ると、良い週末だったと言える」

「Q1では、マックスとコンマ2秒の差だった。今週末のマックスは、遅かったわけではない。スペックに少し差があったとはいえ、Q2でもコンマ2秒台の差だった。Q2では全員が100%の力でプッシュしていたのは間違いない」

「Q3ではその差は少し広がったが、彼がQ3に進出できたのは、素晴らしい結果だった。しかもQ3最後のアタックでは、最初にコースインしたこともプラスには働かなかった。だから、ショートランのペースは、ユウキの非常に良いサンプルになったと思う」

「ただ、ロングランのペースについては、クリーンなレースを戦えなかったのは残念だった」

 メキーズ代表によれば、角田のレースでのパフォーマンスについてもより詳細に分析するため、来季のレッドブルのシート決定までに、もう少し時間かけることになったのだとも明かした。

「今日は良いサンプルではなかった。上位のレースは非常にクリーンで、少なくとも1スティントは、個々のパフォーマンスを読み取ることができる。しかし今回、何かを得るのは困難だ」

「ここ数戦を見ると、ユウキに関しては予選ペースよりも決勝ペースにもっと取り組む必要があると言える。しかしだからこそ、我々はもう少し余裕を持った形で時間を設定しているのだ」

 なお角田は前述の通り、ローソンと接触したことでマシンにダメージを負ったという。それはどれほどのものだったのかと尋ねられたメキーズ代表は、次のように語った。

「我々はダメージと、パフォーマンスの低下を認識していた。だから、ユウキは影響を受けたと思う。その時点で彼のレースは、おそらく終わっていたと思う」

 メキーズ代表は言う。

「まだ私はビデオをしっかり確認できていない。ユウキとは長時間にわたって話をしたが、ビデオを確認する時間がなかったんだ。今後ユウキも交えて確認し、正しい結論を導け出せるように務める」

 またメキーズ代表によれば、次のアゼルバイジャンGPでは、角田のマシンにも最新型のフロアを導入する予定だという。

「今回はマックスのマシンにのみ、フロアのアップデートを行なった。非常に小さなアップデートだけどね。次のレースでは、2台のマシンに同じアップデートを投入したいと考えている。現在のところ、うまく機能していると思っている」

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