【なぜ】『牛タン』は仙台名物なのか?改めて調べてみた

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9月10日はキュー・テン、語呂合わせで『牛タンの日』です。

『牛タンの日』にちなんだイベントやお店での賑わい、ここ10年間での価格の推移、そして、そもそもなぜ牛タンが仙台名物なのか、などについて取材しました。

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お昼時、仙台市中心部にある牛タン店「牛たん一福」は、賑わいを見せていました。

神奈川から「美味しい!」

東京から「めちゃめちゃ美味しい、めちゃめちゃ柔らかい」

名古屋から「最高です」

『牛タンの日』にあわせて、10日から3日間限定で登場したのが税込み1500円の特別セット。

仙台みそに一週間漬け込み炭火で焼いた牛タンと、ホロホロになるまで5~6時間蒸し煮にした牛タンの角煮です。

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安斎アナウンサーリポート

「ご覧くださいこの厚み。牛タン、いただきます。本当に柔らかい、ビックリするくらい柔らかい。中まで味が染み込んで最高です、味噌味と牛タンの旨味がしっかりと絡み合っています」

一方、牛タンの仕入れ価格はコロナ前と比べ高騰していて、売れ筋の定食セットは2000円ほどで提供しています。

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牛たん 一福・三浦 達也さん

「(仕入れ値は)高値安定。コロナ前の値段からすると倍近い。かといって、売値が倍になるわけではないので、みんな苦労している」

仙台在住の2人

「(Qどんな時に牛タンを食べる?)最近は食べていない。ちょっと高いので尻込みしちゃう。きょう贅沢できる日だと思う時」

神奈川から

「高校を卒業して最後の日に、牛タンを食べに来た」

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『牛タンの日』を制定した仙台牛タン振興会によりますと、牛タン定食の相場は2000年頃5枚10切れで約1000円だったのが、ここ数年は3枚6切れで約2000円と約2倍に値上がり、昔に比べると普段はなかなか手を伸ばしにくいぜいたく品に変わりました。

輸入先として多く頼るアメリカ産の生産量が減少し、牛タンの価格はここ10年間で1.6倍になっているといいます。

仙台牛たん振興会・小野博康 事務局次長

「コロナで打撃を受けたのは日本の外食産業だけではなくて、海外のと畜等をしている生産者も人が集められない、それから牛を飼うだけの余力がないということで、大幅に生産数量を減らしました」

振興会によりますと、牛の生産には最低でも2年以上かかることなどから、いったん落とした生産量は急激に増やすことができないといいます。

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そもそも、なぜ牛タンは仙台名物なのでしょうか?

東京から「ぜんぜん知らない」

名古屋から「それは知らない」

振興会によると、牛タンは昭和20年代終戦直後に誕生。

仙台空襲で被害を受けた中、炭と網と鶏肉があればできる焼き鳥店を始める人が多い中、佐野啓四郎さんが「誰にも真似のできない自分だけの料理を造りたい」と、当時安く仕入れることが出来た牛タンをメニューに追加。

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ガスは貴重だったため、煮込みではなく炭火焼で肉に包丁で切れ目を入れ、塩コショウをしみこませながら熟成させ、肉を柔らかくする調理法を発明したということです。

そして食糧難の時代に少しでもお腹いっぱいにと、白米よりも安い「麦飯」に、時間をかけずに調理できる「一夜漬けの野菜」、タンと同じく需要があまり無かった「テールスープ」の3点を加え、牛タン定食として提供を始めたそうです。

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牛タン専門店が少しずつ増える中、1970年代に全国区の名物にしたのが佐野さんの店の味に感動して脱サラして店を始めた大川原要さんで2店舗目の看板に「仙台名物」と書いたところ、東北新幹線の開通で訪れたビジネスマン、旅行客が牛タンを全国に広めたということです。

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そして、振興会が『牛タンの日』を制定したのは2006年。

前年のBSE問題で消費が落ち込む中、宮城大学の学生から「仙台名物を守りたい」と提案を受けたそうです。

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価格が上昇する中ですが、宮城県民が全国に誇る食文化について改めて考えてみませんかー。