小柳ルミ子「車は恋人」 憧れ続けた愛車は13年間維持 大事に長く使う理由は“擬人化”
歌手で俳優の小柳ルミ子さん(73)が、過去の愛車や憧れの車とともに、デビュー秘話やサッカー愛など人生を振り返りました。
小柳さんは、1970年に『宝塚音楽学校』を主席で卒業し、連続テレビ小説『虹』で俳優デビュー。そして、1971年4月には『わたしの城下町』で歌手デビューし、ミリオンセラーを記録。翌年、『瀬戸の花嫁』が大ヒットし、『日本歌謡大賞』を受賞しました。
■小柳さんの初愛車『フォルクスワーゲン ゴルフ』

『フォルクスワーゲン ゴルフ』(1983年式) 日テレNEWS NNN
最初に登場したのは、小柳さんの初愛車『フォルクスワーゲン ゴルフ』です。1974年に登場し、シャープで直線的なシルエットが特徴的なハッチバックのコンパクトボディーデザインは、イタリアの巨匠・ジウジアーロさんによって手がけられました。若者やファミリー層から広く支持され、ドイツ国内人気車種のトップとなり、現代のハッチバックデザインの原型になったといいます。
初愛車について、小柳さんは「選んだというより、お正月番組で特技を披露して、私はマイケル・ジャクソンを歌って踊ったんですよ。そうしたら優秀賞になって、その副賞だったんです」と、初愛車を手にした経緯を語りました。
また、この愛車が免許取得のきっかけになったそうで「真っ赤なゴルフで、これは“免許取れ”っていうことだと思って、それから教習所に行って。(その時)30歳。だから『お久しぶりね』で忙しい時に、ちゃんと教習所に通って、ちゃんと授業を受けて」と当時の裏側を語りました。
さらに、『ゴルフ』でかなえたかった夢があるそうで「『ゴルフに乗って、ゴルフに行く』、それが私の夢だった。キャディーバッグを積んで、ゴルフ場行って、ゴルフのキャディーバッグを下ろしてっていうのが夢だった」と明かしました。
■『宝塚音楽学校』を首席で卒業 きっかけは直談判
『宝塚音楽学校』を首席で卒業したという小柳さんですが「福岡(幼少期)時代からお稽古事を8つやっていて。母がとにかく歌が好きで、女の子を産んで「歌って踊れる歌手にする」っていうのが(母の)夢だったので」と、歌手の道に進んだきっかけを明かしました。
また、事務所に入る際、ある挑戦をしたそうで「怖い物知らずってこういうことだね。宝塚音楽学校在学中、本科生の時に夏休みを利用して、東京のワタナベプロの社長室行って、“私をワタナベプロに入れてください”って直談判したの。社長に会っていただいて、“宝塚を一番で卒業したら考えてあげるよ”って言ってくださって。それで一番とって」と明かしました。
歌手デビューの時は、母親が大変喜んでくれたそうで「お母さんは『わたしの城下町』が昭和46年4月25日に発売になったその日、実家の近くのレコード店にシャッターが降りてる時にずっと待って。シャッターが開いた途端に入っていって、『この歌いい歌ですね~』って店員さんに言って、買って帰ってくれたわけですよ。うち帰って聴いて、泣いたんですって。そういう話を聞くと、親子で頑張ってきてよかったなと思う」と感謝の気持ちを語りました。
■一流の後部座席『ジャガー XJ-6 シリーズⅢ』

『ジャガー XJ-6 シリーズⅢ』(1985年式) 日テレNEWS NNN
次に登場したのは『ジャガー XJ-6 シリーズⅢ』です。メルセデスやBMWなどと、“世界で最も優れたサルーン”の地位を争ったトップモデル。進化を経たシリーズⅢは、ルーフラインを高めたことで後席のヘッドルームを拡張、エレガントなスタイリング、快適性、スポーツカーをもしのぐハンドリングが特徴的です。
免許取得前、堺正章さんが乗っているのを見て、マネして購入したという『ジャガー』ですが、自身では一度も運転したことがなかったといいます。実際に運転すると「ちょっと久しぶりに会った恋人って感じ」と興奮する様子を見せました。
また、『ジャガー』の思い出について「10年は乗ってなかった気がする。ロケで遠出した時に、電気系統が故障しちゃって、山奥で動かなくなっちゃって。それで仕方なく手放したんだけど」と思い出を語りました。
■20代の頃から憧れ続けた車『メルセデス・ベンツ 560SL』

『メルセデス・ベンツ 560SL』(1989年式) 日テレNEWS NNN
続いて登場したのは、小柳さんが20代の頃から憧れ続けたという『メルセデス・ベンツ 560SL』です。ツーシーターのオープンモデルというコンセプトを踏襲しつつ、居住性の良さ、安全装備を満載したメルセデスのSLは世界のツーリングカーに大きな影響を与えました。
SLに憧れたきっかけについて「ある洋画を見ていて、女優さんがこのSLをオープンにして髪をファーっとなびかせて運転してるのを見て、“かっこいい~”と思って、ずっと憧れだった。いつか自分も頑張って働いて、この車に乗ろうと。本当に色っぽいよね」と語った小柳さん。
30代半ばに購入したそうで「オープンにして、中をえんじのカラーにして、ハンドルもウッドにして、超かっこよかった。ぱぁっと髪をなびかせて運転します。信号待ちすると隣の車が二度見するんですよ。『小柳ルミ子?』って。それがちょっと恥ずかしいながらも、すごくいい気持ち」と笑顔で振り返りました。
どこへドライブに行ったか聞かれると「結構いろいろ行きましたよ。温泉にも行ったし、2、3時間ぐらいのとこは結構(行きました)。これ(総走行距離が)6万いくつでしょ。私この倍走ったから。13年ぐらい(乗った)」と語った小柳さん。
物を大事に長く使うそうで「(物を)擬人化しちゃうんですよ。命があるって思っちゃうんですよ。だからこの車も、愛情かけて“ありがとう”ってお礼も言って。いつも会話してると、『ルミ子さん行きましょう。待ってましたよ』って答えてくれてるような気がして」と、愛車への思いを語りました。
■まだ乗ったことがない車『ポルシェ 911 カレラ』

『ポルシェ 911 カレラ』(2025年現行モデル) 日テレNEWS NNN
最後に登場したのは、小柳さんが乗ってみたかったけどまだ購入できていない車だという『ポルシェ 911 カレラ』です。60年にわたってファンを魅了し続けるスポーツカーの代名詞であるとともに、実用性も備えたモデルです。
運転が難しいという先入観があり、これまで乗ってこなかったという『ポルシェ』ですが、いざ運転してみると「重厚感がある。(ポルシェは)“遊び人”そんな感じがする。もっと難しいかなって思ってたんですけど」と初運転の感想を語りました。
■サッカーは1日5~6試合観戦、独自の“観戦ノート”も作成
そして、大のサッカーファンとして知られる小柳さん。アルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手がサッカーを好きになったきっかけだといい「メッシが17歳でデビューして、そこから。とにかくメッシが好きになっちゃって。彼の人生を知るうちにどんどんハマっちゃって」と明かしました。
また、1日平均5~6試合、年間約2000試合を観戦してるそうで「多い時は(1日)10試合ぐらい見てるし。サッカーはライブで見なきゃダメ! 至福の時なんだから。例えば同時キックオフのときは、テレビとタブレットとスマホ(をつなげて)」とサッカー愛を語りました。
さらに、試合中にメモする“観戦ノート”を独自に作成しているという小柳さん。ノートには、メッシ選手の経歴や名言が手書きで記されていたり、番組表や解説者、過去の観戦チケットなどが保存されていたりするほか、小柳さんの名言も記録されています。
「相手が嫌がる事、相手に仕事をさせないのがサッカー」、「自分がしたい事、好きな事をやるのではない。『必要な事』を『必要な時』に『必要なだけ』やる。チームの為にはそれが大切!』などの名言を書き記した小柳さんは「私ねサッカーからものすごくいろんな事学んだの。“人を助けて、自分もいきる”とか。サッカーは人生の縮図、社会の縮図、対人関係の縮図なんですよ」と、サッカーへの熱い思いを語りました。
最後に、小柳さんにとって車とは「恋人」と明かし、車への愛を語りました。
(10月18日放送のBS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴』を再構成)