白黒2頭の神馬に会える♪ 奈良・吉野「丹生川上神社」で心潤す三社めぐり

桜で名高い奈良・吉野エリアの大峰山から流れる丹生川のほとりに、「丹生川上(にうかわかみ)神社」の上社・中社・下社の3つのお社が鎮座します。願い事をしたためて奉納する「絵馬」の起源を伝えることにちなみ、「白龍」「黒龍」の2頭の馬が神馬を務めています。豊かな自然、清らかな水、澄んだ空気が満ちる三社をめぐり、新年のご利益を授かりましょう。

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今から1350年前の飛鳥時代、神様のお告げを受けた第40代天武天皇により創祀。雨を祈るときには黒馬を、晴れを祈るときには白馬を神様に献上し、水にまつわる祈りを捧げる神聖な地として崇敬されてきました。奈良から京都に都が移ったのち、室町時代に一度消息を絶ちましたが、明治時代に上社と下社、大正時代に中社が「丹生川上神社」の称号を得て、今にいたります。

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吉野郡下市町の「丹生川上神社 下社」は、日本最古の水の神・闇龗神(くらおかみのかみ)を奉斎。境内では、拝殿と本殿をつなぐ75段の階(きざはし)の珍しい造りや、推定樹齢500年と伝わるご神木のケヤキをお見逃しなく。

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現在の宮司さんが乗馬経験者である縁から迎えたという2頭の神馬「白龍」「黒龍」(愛称は「白ちゃん」と「黒ちゃん」)が暮らしています。2頭は朝、境内の片隅にあるお家からのんびり過ごせる放牧場に移動し、夕方になると帰宅するのが日課。その際のかわいらしい様子がSNSで人気になり、今では”出待ち”をするファンも増えているとか。

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吉野郡川上村の「丹生川上神社 上社」のご祭神・高龗大神(たかおかみのおおかみ)は、神話において伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が火の神を斬られた時に生まれたといい、山の峰に宿り、水や雨をつかさどる龍神です。社殿は伊勢湾台風後の大滝ダム建設により、平成の時代になって現在地に遷座されました。元境内地は調査の結果、奈良時代後半から祭祀が執り行われてきたことが伺える史跡が発掘されたそうです。

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本殿のある境内の標高はおよそ500m。元宮遥拝所に立てば、源義経が白い矢を奉納し、道中の安全を祈願したという白屋岳を中心とする山河の壮大な景色が目の前に広がります。 運気上昇の水晶守、龍神守など「龍」と「水」にちなむご利益アイテムを授かったら、本殿横の「水みくじ」も試してみて。水に浸すと図柄と文字が浮かび上がります。もし「凶」が出た場合は授与所へ。凶を福と成す「龍玉」をいただけます。

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上社から車で30分と少し、下社からは1時間ほどの吉野郡東吉野村「丹生川上神社 中社」。水の神・罔象女神(みづはのめのかみ)を主祭神とし、その親神にあたる伊邪奈美命(いざなみのみこと)と伊邪奈岐命(いざなぎのみこと)などさまざまな神様をお祀りしています。

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本殿のある一帯から神域にあたる川沿いを進むと、「夢淵」があります。『日本書紀』において、神武天皇が大和平定のための戦勝祈願に訪れた際、御神酒を入れる瓶を沈め、お酒に酔った大小の魚が流れる事により勝利を占った場所とされています。この伝承が、「魚」に「占」と書く「鮎」の文字の語源となったのだとか。

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三社すべてのお参りを果たすと、お参りの証として「丹生川上神社三社めぐり結願御神符」が授かれます。三社をあわせると50kmほどの距離があるので、車でのドライブがおすすめ。豊かな自然と清らかな水の恵みを感じながら、心ほどける一日が過ごせますよ。

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