家族3人1万円、大混雑「しゃぶ葉」週末夜の攻略法

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家族3人の「しゃぶ葉」食べ放題体験を実食レポ!(写真:筆者撮影)

子どものハートをつかむことは、その親(大人)の財布をもつかむことだ。それゆえ”キッズメニュー”を展開している店は多い。そこで本連載では、小学1年生になる娘をもつ40代半ばの筆者が、外食チェーン各社のキッズメニューやキッズ向け施策を現地取材し、最高の「子連れ外食チェーン」を探していく。

今回取材したのは「しゃぶ葉」。すかいらーくグループの主要ブランドの一つだ。現在は全国で324店舗を展開している(2025年12月31日現在)。

【写真】モッツァレラチーズのしゃぶしゃぶに挑戦、数十秒で溶けてピンチ!

待機する人でごった返す入り口

連休中日(なかび)、17時50分。同店の入り口は多くの人で溢れかえっていた。ウェイティングの受付パネルの順番を待つ人、番号を確認して外へ戻る人、番号が呼ばれるのを待つ人。無数の客がひっきりなしに出入りしている。

1月の夜はまだかなり寒い。そのため、駐車場に停めた車の中で待っている人びとの姿も多く見られた。一方、外でも平気そうな小中学生くらいの元気な子どもたちもいる。

「しまった〜。やっぱり予約しておけばよかった」

この日の前日、筆者は携帯から予約システムを確認したのだが、次の日はすでに「× 予約不可」。「じゃあ並べばいいか」と甘い気持ちで向かったところ、このとおりだったのだ。到着時、ウェイティング数は既に15組。筆者と家族も車の中で待機し、40分後に入店した。18時半を過ぎた時点では、ウェイティングはさらに増え、21組待ちとなっていた。

この後、筆者は「食べ放題の奥深さ」の洗礼を受けるのである。

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店内イメージ(写真:ホットペッパーグルメ・しゃぶ葉西新井店のサイトより)

肉、だし、飲み放題、選択肢が半端ない

筆者は同店に来るのは初めてである。早速タッチパネルから注文するにも、その選択肢の多さに驚かされた。食べ放題のコースは7種類。肉の種類の組み合わせで変わるようだが、せっかくなので牛や豚だけでなくラム肉も食べてみたい。筆者と夫は、金額的には2番目に高い「ラムしゃぶコース」を選択した(牛肉・豚肉もオーダー可能)。続けて、食べたい肉の種類と量も入力する。

さて、コース内容は決まったが、しゃぶしゃぶ鍋のだしの種類も決めなければならない。

今回は1つの鍋で4つのだしの味を楽しめる「4つ割鍋(+440円)」が面白そうなのでチョイス……したはいいが、7種類のだしから4種類を絞り込む必要がある。選択する力が鍛えられそうだ。ラム肉には花椒(ホアジャオ、中国山椒とも呼ばれる)の入った「麻辣湯(マーラータン)だし」が合うそうなのでこれはマストとして、他の3種は子どもも食べられそうなだしをいくつか選んだ。

娘は食べ放題の項目を見て「お寿司が食べたい!」と言うので、その種類と個数も入力する(寿司はディナータイム限定)。

ちなみにキッズプレートなどはなく、「幼児は無料、小学生以上は一律1099円(税込み)」という価格設定になっている。また、小学生までを限定とした「ラッキードリンクバー」という、普通のドリンクバーに「ガチャガチャで遊べるコイン1枚」がついてくるメニューがあるので注文した。

アルコールの飲み放題もあるようだが、今回は大人も普通のドリンクバーを選択しオーダー完了。いよいよ食べ放題タイムのスタートだ。

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(写真:筆者撮影)

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子どもはガチャガチャが大好きな生き物である(写真:筆者撮影)

制限時間は100分、よーいドン!

まずは娘と筆者がドリンクバーに向かう。そのあいだ夫は席で待機し、ネコロボットが運んできてくれるものを受け取る。娘と筆者が席に戻り、夫はドリンクバーのついでに野菜をお皿に盛って戻ってきた。

「ものすごく種類が多くてびっくりした」

とは夫の感想。野菜・つけダレ・ごはん系・デザートなどがビュッフェ形式でそれぞれ選べるのだが、とにかく「どれがいいか迷う」ほど、多くの種類が用意されている。その圧倒的なバリエーションに客たちは目を輝かせ、制限時間内で何をどれだけ楽しむのかを考えながら、席とビュッフェの間を移動し続ける。

さらにその間をテキパキと動き回るスタッフと、忙しそうに配膳するネコロボット。出入り口には待ち遠しそうにしているウェイティングの人びと。それらが相まって、店内は活気に溢れていた。

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ビュッフェのイメージ(写真:ホットペッパーグルメ・しゃぶ葉西新井店のサイトより)

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ビュッフェのイメージ(写真:ホットペッパーグルメ・しゃぶ葉西新井店のサイトより)

麻辣湯だしって、辛くないんですね!?

ではラム肉を試してみよう!と、4つ割鍋の「麻辣湯だし」につけて食べてみた。

「あれ?辛くない」

美味しいが、勝手に「麻辣=辛い味」と思い込んでいた筆者は拍子抜け。でも、花椒の香りがラムの臭みを消してくれている。どうやら、辛味を足したい場合はつけダレのところにある調味料をダシに足したり、+165円で「火鍋風薬膳セット」にしたりするといいそうだ。

ちなみに筆者と夫は、麻辣湯だしはそのままに、つけダレを辛いものにして食べてみたところ、期待していたイメージの味に近くなった。

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つけダレコーナーで豆板醤などをいろいろミックスしてみた(写真:筆者撮影)

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モッツァレラチーズに挑戦(写真:筆者撮影)

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数十秒で溶けてピンチ!(写真:筆者撮影)

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「わたしもやってみたい〜」と子どももチーズのしゃぶしゃぶに挑戦(写真:筆者撮影)

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パパより上手にできたよー(写真:筆者撮影)

残り30分!綿菓子、ワッフル、アイス、かき氷も

しゃぶしゃぶしたり、ドリンクや野菜をおかわりしたりしているうちに、残りの制限時間が30分を切っていた。

「じゃあ、綿菓子作りに行きたい!」

と娘が言うので一緒に作りに行く。綿菓子コーナーには昔ながらの専用機が置かれていた。綿菓子(とワッフル)コーナーには、「小さな子に一人で作らせるのは危険なので、必ず大人が付き添う」旨の注意書きがあった。

綿菓子の次はかき氷も食べたいと言うので、今度は夫が引率。娘はかき氷にシロップをレインボー風にかけて、舌鼓を打っていた。その間、筆者は一人でワッフルコーナーでワッフルを焼いてみた。

気づくとラストオーダーまであと5分。なんだか慌ただしかったが、まるでお祭りイベントにでも行った日のような充実感が残った。

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(写真:筆者撮影)

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(写真:筆者撮影)

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(写真:筆者撮影)

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(写真:筆者撮影)

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コーヒーと手作りワッフルで締める(写真:筆者撮影)

家族3人、週末ディナー価格で約1万円なり

この日の支払総額は9889円となった。内訳を見てみると

・ラムしゃぶ食べ放題コース 3739円 ×2名分
・小学生食べ放題 1099円
・4つ割鍋オプション 440円
・ドリンクバー 299円 ×2名分
・ラッキードリンクバー(キッズ)274円

ちなみに、同じ内容をオーダーしても「平日or土日祝」、「ランチorディナー」によって価格帯は変化する。今回の「土日祝・ディナー」は最も高い価格設定であり、平日ランチの場合だと制限時間なしでおよそ1000円近く割安になる(都心価格店舗は+110円)。

「小学生なら価格は同じ」ありがたいシステム

娘は最近よく食べるようになった。この日も何度も寿司をおかわりし、実はかき氷の後に駆け込みでわかめご飯まで完食し、食べ放題を満喫していた。それでも、周りにいた小学校高学年くらいの子どもたちは、娘とは比べ物にならない量を食べていた(特に男子)。

それでも小1の娘と同じ価格なのだから、親御さんたちにとってもこのシステムはありがたいに違いない。

ちなみに未就学児までは無料なので、その子の食べる量は何も気にしなくてもいい。幼児期は特に、その日の気分によって種類や量に食べムラが出ることも多いものだ。

ただ、子どもが小さい場合、混雑する曜日や時間帯にワンオペで楽しむのは非常に難易度が高い。その場合、大人は最低2人はいた方が安心だ。混雑していても子どもが1人でビュッフェに行けるくらいの年齢になった頃こそ、食べ放題系のお店を堪能できるゴールデンゾーンなのかもしれない。

食べ放題は奥深い。今回の反省として、できれば数日前に事前予約をし、メニューをチェックしてあらかじめ注文内容を決めておくといい。そうすれば、そこにあまり労力を使うことなく思う存分に食事を楽しめる。食べ放題は店に入る前から始まっているのだ。