日光の門前町で買いたい、とっておきの食べ歩き&おみやげ
栃木県北西部、山々に囲まれた自然豊かな地に広がる日光。日光東照宮をはじめ「二社一寺」の世界遺産が集まるこのエリアは、古くから信仰とともに歩んできた特別な場所です。冬には凛と澄んだ空気が境内を包み、人の流れも少し落ち着く季節だからこそ、ゆっくりと自分のペースで参拝できるのも、この時期ならではの楽しみ。 参拝後は、その余韻を胸に門前町を歩いてみてはいかがでしょうか。日光街道沿いの通りには、茶屋や土産店が軒を連ね、どこか懐かしい観光地の雰囲気が漂います。愛らしい人形焼やアツアツのゆばまんじゅう、旅の思い出に持ち帰りたくなるカステラやお煎餅など、つい足を止めたくなる一軒ばかり。食べ歩きや寄り道を楽しみながら、日光らしさに出会えるお店をご紹介します。

ことりっぷ
まず一軒目に訪れたいのが、「日光人形焼 みしまや」です。朝9時のオープンを待って店頭へ行けば、三猿や眠り猫、陽明門などをモチーフにした愛らしい人形焼たちにお目にかかれます。しっかりとした弾力のある生地に、なめらかなこし餡がたっぷりと入っています。

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素材は、北海道産小麦と小豆、栃木県産の卵「磨宝卵」、尾瀬のはちみつ、広島産もち米飴と、国産のものだけを使ったこだわりぶり。ひとつずつ丁寧に焼き上げられていて、アツアツも、冷めてからも、どちらでもおいしいのが魅力です。

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なかでも注目したいのが、精巧にかたどられた人形の造形美。焼き型の原型製作は、四代目店主の中山圭一さんです。もともと彫刻を生業としてきた中山さんが、「もっと日光らしいものを作れないか」と思いを巡らせ、三猿や眠り猫といった人形焼にたどり着きました。丁寧な手作業で細やかな部分まで表現された姿は、まるで食べる彫刻かのよう。できたてを食べるのもよし、家に持ち帰るのもよし。旅の話題にぴったりのおみやげです。

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「日光人形焼 みしまや」があるのは、日光彫の老舗「日光彫三島屋」の一角。こちらの店内には、見目麗しい日光彫の器やお盆、小物などが並びます。 日光彫のスタートは、400年以上前。日光東照宮の造り替えのために、各地の彫物大工が日光に集まり、仕事の合間に彫ったものが起源といわれています。

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三島屋の品も、もちろん一つひとつ手作業で作られたもの。樹齢100年以上のトチ(栃)の木を3年以上自然乾燥させ、丸太を製材するところから木地を削り出します。そこから、ヒッカキという日光独特の刀を用い、勢いのある線を掘り出すのが特徴です。 最後は漆を塗装。30工程ほど行う三島屋独自の方法を用いて、木が持つ本来の美しさが際立つよう丁寧に仕上げているそうです。 もともとは分業でしたが、現在は85歳になる三代目のご主人が一人で制作しているとのこと。日光という土地が育んだ伝統工芸は、一生に一度は買いたい銘品です。

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東武日光駅前を歩いていると、ひときわ人が集まっているのが「さかえや」です。列を作っている人たちのお目当ては、名物の揚げゆばまんじゅう。順次揚げていて、手渡されるときはアツアツです。小腹が空いたときにぴったりのおまんじゅう。

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サクサクとした香ばしい衣のなかは、さかえや特製の「ゆばまんじゅう」。日光名産の湯波と豆乳を練り込んだ皮のなかに、やさしい甘さの餡が包まれています。ミネラル塩が振りかけられているので、その甘じょっぱさに、より食欲がそそられます。行列ができていても回転が早いので、気軽に立ち寄れるのがうれしいポイント。 テイクアウトのほか、箱入りのおみやげも用意されています。自宅に持ち帰ったあとは、オーブンで焼くだけで、揚げたてのおいしさをいただけますよ。

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日光東照宮の陽明門をイメージし、カステラの表面に金箔が華やかに散りばめられている「日光カステラ本舗」の「特撰日光カステラ」。 アカシアはちみつや九州産の水飴、国産ブランド卵など、材料も厳選。さらに「特撰日光カステラ」は、卵黄の量が通常のカステラより3割増しだそう。熟練の職人さんたちによる手焼きなので、ふんわりしっとりの食感がやさしく口の中に広がります。

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また、「特撰日光カステラ」のなかにはおみくじがひとつ入っているので、開封後に盛り上がりそう。定番のハニー味のほかにも、日光杉並木に見立てた抹茶や、栃木県名産のイチゴなどもあるので、日光らしさが伝わるおみやげとして喜ばれます。

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眠り猫の名匠・左甚五郎の名にちなんだ「日光甚五郎煎餅本舗 石田屋」。1907(明治40)年の創業以来、100年以上にわたり日光の銘菓を作り続けてきた老舗です。地元産のお米を使い、香ばしく焼き上げた定番の「日光甚五郎煎餅」は、ひと口かじるとサクサクと軽やかな食感。あっさりとした塩味のなかに、バターの風味がふんわりと広がり、ついもう一枚と手が伸びてしまいます。 6枚入り350円と手に取りやすく、箱にはひとこと添えられるメッセージ欄も。参拝の余韻とともに気持ちを届けられる、さりげない日光みやげです。

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そのほかにも、店内にはカラフルで愛らしいパッケージのおせんべいがずらり。ハート型のせんべいの「ジュエリーハート」や、ごぼう、じゃがバター、和三盆きなこなど、さまざまな味があるのでどれにしようか迷ってしまいそうですね。

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日光東照宮の門前町には、そのほかにも昔ながらの伝統的な羊羹店や、ユニークなおみやげ店などがたくさんあり、どれも家へ持ち帰りたくなるものばかり。日光らしいおみやげをぜひ見つけてくださいね。

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