JR九州の列車が2万円で2日間乗り放題! 九州新幹線全線開業から15年を記念した期間限定の「九州大冒険きっぷ」ってどれだけオトク?
全九州版が大人2万円、北部九州版は1万円
今年は「九州新幹線」が2011年に全線開業してから15周年となります。
この15周年を記念したプロジェクトを展開するJR九州は、その一環として、インターネット予約限定のお得なきっぷ「九州大冒険きっぷ」が発売されています。
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このきっぷは九州新幹線、西九州新幹線、JR九州の在来線特急列車、普通・快速列車の普通車自由席に、連続する2日間乗り放題というものです。発売期間は4月17日(金)まで、利用期間は4月10日(金)から4月19日(日)までとなっています。
きっぷのタイプは「全九州版」「北部九州版」の2種類で、乗り放題エリアは全九州版が「九州新幹線全線/西九州新幹線全線/山陽本線(下関〜門司間)/日田彦山線BRT含むJR九州全線」、北部九州版は「九州新幹線 博多〜熊本/西九州新幹線全線/山陽本線(下関〜門司間)/豊肥本線以北のJR九州全線(日田彦山線BRT含む)/鹿児島本線(熊本〜宇土間)/三角線全線」となっています。
ただしいずれも山陽新幹線(小倉〜博多)、博多南線(博多〜博多南)は利用対象外となります。
なお普通車指定席、グリーン車指定席を利用する場合もきっぷの運賃部分は有効で、別途「指定席特急券」「特急券・グリーン券」を購入すれば、それらの座席の利用が可能となります。
価格は全九州版が大人2万円、こども3000円、北部九州版は大人1万円、こども2000円ですが、こども用は大人用と同時に購入し、同一の行程を利用する場合に限り有効となっています。

九州新幹線長崎ルート「かもめ」にも2日間乗り放題だ
きっぷの購入にあたっては利用開始日の指定が必要で、発売期間は利用開始日の1カ月前から前日まで、さらに前日までの決済が条件です。
発売は「JR九州Web会員」向けオンラインサービスの「JR九州インターネット列車予約」のみで、駅窓口での取り扱いはありません。また販売はオンラインですが、利用の段階ではチケットレスサービスには対応せず、乗車前にJR九州の主な駅の「みどりの窓口」「指定席券売機」でのきっぷの受け取りが必要となります。
利用開始日の変更は、JR九州のみどりの窓口で、使用開始前かつ有効期間内であれば、変更後の利用開始日の前日までに限り、1回だけ可能です。
1泊2日でどんなオススメのルートが考えられる?
ではこのきっぷを使い1泊2日で旅行するなら、どういったルートが楽しめるのでしょうか。
本州から新幹線、もしくは空路で福岡入りして使うことも考え、博多駅を起点に考えてみましょう。

鹿児島県指宿名物の「砂風呂」
まずは全九州版では、その利用エリアの広さを満喫するため、福岡〜熊本〜鹿児島〜宮崎〜大分と回り、福岡に戻ってくるルートが考えられます。
たとえば1日目は博多駅から熊本駅まで九州新幹線で移動、熊本駅周辺を駆け足で楽しんでから鹿児島中央駅まで南下し、指宿駅まで足を伸ばして名物の「砂風呂」を満喫。その後、特急「きりしま」で宮崎駅まで移動し宿泊します。
2日目は宮崎駅から別府駅まで特急「にちりん」で北上し、別府の温泉で存分に温まったあと、特急「ソニック」で小倉駅回りで博多駅まで戻るといったルートです。
このルートでの普通乗車券は1万4770円(博多駅〜博多駅“一筆書き”、鹿児島中央駅〜指宿駅往復)、新幹線(博多駅〜熊本駅/熊本駅〜鹿児島中央駅)や在来線特急(鹿児島中央駅〜宮崎駅/宮崎駅〜別府駅/別府駅〜博多駅)の自由席特急料金の合計は1万3490円、トータルで2万8260円です。
つまり九州大冒険きっぷを使うと、単純に大回りするだけでも8260円節約できることになります。

JR九州の西大山駅。JRの日本最南端の駅として知られている
北部九州版では、1日目に博多駅から長崎駅まで「リレーかもめ」と新幹線を乗り継いで観光、そのあと熊本駅に移動、阿蘇高原線(豊肥本線)を「九州横断特急」で乗り通し、大分駅で下車して宿泊。2日目はゆふ高原線(久大本線)で日田駅まで進み、“九州の小京都”と呼ばれる街並みの観光を楽しんだのちにBRTひこぼしライン(日田彦山線BRT)で添田駅までの山深い車窓を味わい、日田彦山線で小倉駅を経由して「ソニック」で博多駅に戻るというプランはどうでしょう。
このルートでは普通乗車券が1万4500円(博多駅〜長崎駅/長崎駅〜日田駅/日田駅〜添田駅/添田駅〜博多駅)、新幹線(武雄温泉駅〜長崎駅/新鳥栖駅〜熊本駅)や在来線特急(熊本駅〜大分駅/大分駅〜日田駅/小倉駅〜博多駅)の自由席特急券の合計は1万750円です。細かく特急を利用するため、通常のきっぷなら合計2万5250円かかるところ、九州大冒険きっぷはその半額以下となり、大きくお得であることがわかります。
またこどものきっぷは全九州版で3000円、北部九州版で2000円と、いわばバーゲン価格に設定されているため、子連れの旅行であれば、移動距離のより少ないルートでも、かなり格安な旅が楽しめそうです。
利用できる期間はわずか9日間ですが、もしスケジュールが合うのであれば、このきっぷで九州の鉄道旅を満喫してみてはいかがでしょうか。