中古品オークションに多くの外国人バイヤー 大量のリモコンや壊れた音楽プレーヤーも続々落札 輸出先タイでは争奪戦も

いま、新生活を迎える人たちの間で家具や家電などのリユース品が人気に。中古品販売店では、在庫が足りずに業者間オークションで仕入れを行っているといいます。

そこで、オークションの現場を取材してみると、中国やタイ、パキスタンなどからバイヤーが集まっていました。なぜ、日本の中古品を求めるのか、外国人バイヤーを取材しました。

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■中古品の業者間オークション会場に多くの外国人バイヤーの姿

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埼玉・朝霞市にある中古品販売店「パワーセラー」では、新生活を迎え、テレビやソファなどを買いにくるお客さんが多いといいます。

パワーセラー・臺 真樹店長

「リサイクルの家具・家電を販売しております」

この春から一緒に暮らし始めるというカップルは――

家具を探しにきたお客さん(20代)

「家電や家具を新しく買うとなると結構かかっちゃうので可能な限り(出費を)抑えたい」

2人が見つけたのは、ダイニングテーブルのセット、1万8000円。新品の価格を調べてみると…

家具を探しにきたお客さん(20代)

「(新品だと)7万円。安く買えるのはいいです」

物価高や家賃高騰が続く中、注目される中古品。

パワーセラー・臺店長

「今年は物が足りなくなることが多くて、業者間オークションで仕入れています」

■中古品の仕入れに熾烈な戦い 日本のバイヤー「外国人がすごく強い」

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業者間オークションとは、専門業者だけが参加できる競りの場。一体どんな場所なのでしょうか。それは、埼玉・東松山市にある倉庫の中で行われていました。

オークション会場

「はい食器棚、5000円!」「1万円」「1万5000円」

中古品を安く仕入れようと、熾烈な戦いが繰り広げられていました。

「2万2000円。2万2000円(で落札)!」

この「浜屋オークション」では、不用品回収業者などが出品。競り人が最低落札価格を決め、中古品販売業者などが入札を行います。

エアコンコーナーでは――

店員

「2024年製ですからね、1万8000円」

ベトナムのバイヤー

「2万円」

日本のバイヤー

「2万円」

店員

「2万円、同じ」

ベトナムのバイヤー

「2万2000円」

中国のバイヤー

「2万3000円」

ベトナムのバイヤー

「2万3500円」

中国のバイヤー

「2万4000円」

中国のバイヤーが2万4000円で落札しました。

競り負けた日本のバイヤーは…

日本のバイヤー

「最近は特に外国人の人が強いです。店で売ろうとしている値段で買っていく人もいるくらい。すごく高騰しています」

■オークションには…キッチン雑貨“詰め合わせ”や予想外のモノも

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競りにかけられるものは、工具と使い古しのモップのセット(1万2000円で落札)や壊れた音楽プレーヤーの詰め合わせ(6万2000円で落札)など、さまざま。再び競りが始まると出てきたのは、予想外のモノでした。

店員

「リモコンいっぱい。5000円」

「6000円」「7000円」「8000円」

テレビやエアコンのリモコンが大量に競りにかけられていました。4箱セットを8000円で落札したのは、中国のバイヤーでした。それにしても、なぜ大量のリモコンを落札したのでしょうか。

中国のバイヤー

「日本の機械やエアコンは世界中にあるから売れるんです」

なかでも外国人から人気があったのは、キッチン雑貨のまとめ売り(249キロ)でした。手前にあるフライヤーなどは見えますが、奥には何が入っているかわかりません。それでも…。

店員

「3万5000円」

パキスタンのバイヤー

「3万8000円」

ベトナムのバイヤー

「4万円」

パキスタンのバイヤー

「4万2000円」

ベトナムのバイヤー

「6万円」

パキスタンのバイヤー

「6万5000円」

店員

「6万5000円で(落札)」

キッチン雑貨のまとめ売りを6万5000円で競り落としたのは、パキスタンのバイヤーでした。

パキスタンのバイヤー

「日本のものはいい。すぐ壊れない。違う国の新品と丈夫さが同じぐらい」

このままアジアや中東に輸出するといいます。

■タイで「日本の中古品ブーム」開店直後に混雑も

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この日のオークションでは出品された1000点のうち6割以上を外国人バイヤーが落札。中でも多くの中古品を落札したのは、タイのバイヤーでした。

店員「5000円…」店員「3万円」店員「17万円が…」

タイのバイヤー女性

「きょうだけで400万円分くらい買いました」

実際に買ったものを見せてもらうため倉庫へ…。女性がひとりで落札した商品です。女性はタイで「ニッポンの中古品専門店」を経営しているといいます。

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日本の中古品ブームが起こっているタイでは、開店直後でも店内が混雑。お客さんが走りこんでくるほどの人気ぶりで、入荷するたびに争奪戦になるといいます。

タイのバイヤー

「日本の中古品はとてもかわいくて斬新いつも新しい魅力にあふれています」

落札した中古品はコンテナでタイに輸出。少しでも多く送るため、積み荷の隙間には、ぬいぐるみを詰めていました。このコンテナの商品は1か月後にタイの店に並ぶといいます。なぜ、ここまでニッポンの中古品が海外で求められるのでしょうか。

浜屋オークション

「日本人が使っていた日本で流通していたというのが信頼性が高く注目されていると肌で感じています」「価値あるものとして海外と繋げていきたい」

(4月23日放送『news every.』より)