【ホラー漫画】心優しい少年に“すべてを譲る”と言う富豪の老人…その恐ろしい真意に「予想外の結末」の声

困っていたお爺さんを助けたら、大変なことに…

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、webアクションにて連載中で5月14日に第2巻が発売された、うぐいす祥子さんが描く『怪怪ギギギギギ』から、第10話「大道寺家当主の祈り」をピックアップ。

2026年3月27日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、多くの「いいね」と反響コメントが寄せられた。本記事では、うぐいす祥子さんにインタビューを行い、ホラー漫画の魅力や本エピソードがどのようにして創作されたのかなどを語ってもらった。

ある日、老人を助けたら恐ろしいことに巻き込まれた…

『怪怪ギギギギギ』第10話「大道寺家当主の祈り」より

ある日、横断歩道で困っているお爺さんを助けた高校生の宙太は、その1ヶ月後に「あの時のお礼がしたい」と、そのお爺さんの家に招かれることとなった。着いた先はとても大きなお屋敷。実は、そのお爺さんは有名な財閥の当主だったのだ。

心優しい宙太を気に入ったというお爺さんは、“すべて”を宙太に譲りたいと申し出る。恐縮する宙太だったが、なぜか部屋に祈祷師が現れ、お爺さんの口から衝撃の言葉が発せられた。

「魂のお引っ越しじゃ」

祈祷師の力により、自分から宙太に魂を移そうと企てたお爺さん。果たして、お爺さんと宙太の行く末は――?

本作の投稿に、読者からは「このラストはさすがに想定してなかった」「オチが良い感じ」などの声が寄せられた。

作者・うぐいす祥子さん「『バカバカしくて笑えて、ちょっと不気味』というバランスをモットーに」

『怪怪ギギギギギ』第10話「大道寺家当主の祈り」より

――『怪怪ギギギギギ』第10話「大道寺家当主の祈り」は、怪異として「人面瘡」が出てきますが、取り上げる怪異を先に決めてからエピソードを創作されたのでしょうか?いつも、どのようにストーリーを考えているのかお聞かせいただいてもよろしいですか?

お話の作り方は毎回違うのですが、今回はまず、「困っているお年寄りを助けたら、実は大富豪だった」という定番のシチュエーションを、ホラーっぽくアレンジしたいという発想が先にありました。そこに後から、「人面瘡」という怪異を組み合わせていった感じです。

――大道寺家当主のお爺さんは、最初から“魂の引っ越し先”(若い身体かつ、善良な人)を探すために冒頭シーンの横断歩道にいたのではないかな?と考察してしまったのですが、その辺りのお話をお聞かせいただけますでしょうか?

なるほど、そこまで考えていませんでしたが、いいアイデアですね。それ、いただきます。

――X(旧Twitter)のポストには、読者から「面白かった」「笑ったわw」「ホラーコメディとかギャグってあんまりないから最高!!」など、他のホラー作品とは少し違った感想が多数寄せられています。以前のインタビューで、本作について「バカバカしくて笑えて、ちょっと不気味なくらいのバランスを狙っています。」とお話しくださっていましたが、今回の読者の反響への感想をお聞かせいただけますでしょうか?

この連載では、「バカバカしくて笑えて、ちょっと不気味」というバランスをモットーにしているのですが、このエピソードに関しては、あまり怖がらせようとは考えていませんでした。むしろ、バカバカしくて笑えて、“しょうもない”方向に振り切ろうと思って描いています。

――本作の他にも『こゆび先生の霊的挑戦』や『僕に殺されろ』など、多くのホラー漫画を手がけていらっしゃいますが、うぐいす祥子さんが感じるホラー作品の魅力をお聞かせいただけますでしょうか?

現実ではありえないような話や、かなり残酷な展開でも、比較的自由に描かせてもらえるところです。

――最後に、5月に発売されたばかりの第2巻について見どころを含めて、ファンの方へのメッセージをお願いします。

バラエティ豊かなエピソードに加えて、意外な展開も楽しんでいただけると思います。自信作になっていますので、ぜひ読んでいただけたらうれしいです。よろしくお願いいたします。