種族と文化を超えたドワーフとエルフのカップル 登場キャラがすべて優しい“馴れ初めエピソード”に「心が浄化された」【漫画】

街のトラブルにかけつけるドワーフのキオナと、その場にいたエルフのカーシュ

コミックの映像化や、ドラマのコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。

今回はGakken発エンタメ漫画サイト「COMIC NORA(コミックノーラ)」で『ビットとラチェの魔法学校』を連載中の小松良佳さんに注目し、「ジャンプ+」のインディーズで連載されていた『エルフ夫とドワーフ嫁』をご紹介しよう。

同作は、種族と文化が違うエルフとドワーフによる“ほっこりラブファンタジー”が描かれた一作。以前小松さんのX(旧Twitter)に同作の第1話が投稿されると、合計約1500以上の「いいね」が寄せられている。そこで作者の小松さんに、同作を描いたきっかけについて話を伺った。

積極的に声をかけてくるエルフのカーシュとマイペースなキオナ

『エルフ夫とドワーフ嫁』第1話(3/29)

――種族も文化も違うドワーフのキオナとエルフのカーシュは結婚することになった。

2人の出会いは青空市場でのこと、店番をしていたキオナのもとに、この辺りでは珍しいエルフのカーシュがやってきて品物を眺めていた。そして、「すばらしい!」「魔力を付与するのに適した この見事な細工」と絶賛するカーシュ。

どうやら魔法をかけて使う想定をしているようで、キオナが「どう使うんですか?」と尋ねたところで常連客とその友達がやってきて…。

読者からは「みんな優しくてほっこりした」「心が浄化された」といった好評の声が上がっていた。

こだわったポイントは「私たちの音符とは違う、でもパッと見音符に見える記号」

『エルフ夫とドワーフ嫁』第1話(27/29)

――『エルフ夫とドワーフ嫁』を創作したきっかけや理由があればお教えください。

元々『ロード・オブ・ザ・リング』のレゴラスとギムリのコンビが好きで、育った場所や文化や種族が違っても、その違いを楽しんで驚いたり認め合ったりしながら仲良くするお話を描きたいと思っていました。

エルフとドワーフの夫婦なら描きたい主題が描けると思い、お話を考えていました。ただ、様々なファンタジーで犬猿の仲とされるエルフとドワーフが「なぜ夫婦なのか」と疑問に思うだろうから「そのなれそめから描かないと」と思って描いたのが『エルフ夫とドワーフ嫁』第1話です。

――描いたうえで「こだわった点」あるいは「ここに注目してほしい!」というポイントがあれば教えてください。

「このシーンでこの人はどんな気持ちか」「この回で何を描きたいのか」を意識して毎回入れるようにしました。

あと、音楽が鳴っていることを表すのに音符が描いてあるとわかりやすいのですが、ファンタジーの世界なので、私たちの音符とは違う、でもパッと見音符に見える記号をデザインしました。「違う世界だけど、この世界にも諺や独自の文化がある」という風にしたかったのです。

――特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共に教えてください。

キオナがカーシュをお姫様抱っこしているところです。「強い女性と、力は強くないけど、精神的に強く頑張る男性」の組み合わせが好きなので。

――今後の展望や目標をお教えください。

たくさん漫画を描きたいです。今はGakkenのCOMIC NORAで『ビットとラチェの魔法学校』という漫画を頑張っています。目標は、児童書の挿絵で紙の本になったことはあるのですが、自分の漫画で紙の単行本を出したいです。

――読者へメッセージをお願いします。

新しく読んでくださった方も、ジャンプ+のインディーズ連載から応援してくださった方もありがとうございます。まだの方は気楽に読める楽しい話なので、よかったら見てください。

『エルフ夫とドワーフ嫁』はタイトルを『旅エルフとドワーフの花嫁』に変更して、おまけ漫画を含む自費出版の紙の本にしています。おまけのない本編のみは電子書籍で無料で読めます。

また『ビットとラチェの魔法学校』、『ビットとラチェの魔法試験』(読み切り)も電子書籍が出ています。読み切りと、連載のはじめの方は無料で入手できますので、こちらもよかったらチェックしてください。