肌のくすみやたるみに、体を潤す「ヤマイモ」を。おいしい “食養生”レシピ
気温が下がり空気が乾燥すると、疲れがとれなかったり、やる気が起きなかったりと心身に不調が起こりがち。「病気ではないけれどなんとなく不調」、そんなときは漢方による食養生を試してみて。寒い時期のトラブルの解消法と薬膳レシピを、漢方薬局・CoCo美漢方の国際中医師・田中友也さんに教えてもらいました。

ヤマイモ ※写真はイメージです
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なんとなく不調は、薬膳で身体の中からもケア
東洋医学では、気温が下がると「気」(生命エネルギー)や血のめぐりが悪くなり、乾燥した空気は「肺」にダメージを与えるといいます。
「東洋医学では、『肺』は呼吸だけでなく、皮膚、鼻、のどなどに深い関係があると考えます。肺が弱ると肌トラブルも現れやすくなります。身体の冷えや肌のかさつきなどが気になったら、保温や保湿などで外からケアするだけでなく、薬膳で身体の中から温めたり、潤したりすると効果が高まりますよ」(田中さん)
朝、起きがけに白湯を飲んで身体を温める

白湯 ※写真はイメージです
「白湯は水を沸騰させて冷ましたもの。目覚めたばかりの身体は軽い脱水状態なので、水分を補給して、胃腸を目覚めさせます。胃腸に穏やかに吸収され身体を温める働きも。決まった時間に飲むと生活リズムが整い、基礎代謝アップの効果も期待できます」
正しい方法でつくるとおいしい白湯ができるそうなのでつくり方を紹介します。
(1) やかんに水道水を入れ、強火で沸騰させる。
(2) やかんのフタを取り、大きな泡が出るくらいの火力にして約10~15分沸騰させる。
(3) 火を止め、約50℃になるまで冷ます。
鉄瓶を使うと鉄分を補うことができて、さらに効果的です。
肌のくすみにヤマイモがおすすめ
「空気が乾燥すると肌の水分が奪われます。とくに、肌にハリがない、顔全体がくすんでいる、頬や目の下にたるみが気になるというときは、気が不足している可能性が。そんなときは、気を養う働きのある食材をとりましょう。根菜類、なかでもヤマイモがおすすめです。ほかに豆腐、穀類、キノコ類、牛肉なども効果が期待できます」
ヤマイモは、とろろにすることが多いかもしれませんが、加熱調理してもOK。大きめに切って、焼いたり、煮たりするとほくほくした食感を楽しめます。

鶏手羽のスープ
おすすめ食材を使った薬膳レシピ「鶏手羽のスープ」
肺を潤す働きのある根菜類のヤマイモとレンコンに、胃腸を温め、気血を補う作用のある鶏手羽をプラスしたレシピを教えてもらいました。胃腸の不調、食欲不振、疲労解消、肌のたるみやほてり、のどの痛み、更年期障害にも効果が期待できます。
●鶏手羽のスープ
【材料(2人分)】
- ヤマイモ 100g
- レンコン 100g
- 鶏手羽中(手羽元、手羽先でも) 6本
- 干しシイタケ 4枚
- A[ショウガ(薄切り)1枚分、水600ml、酒小さじ2]
- B[塩小さじ1弱、しょうゆ適量]
【つくり方】
(1) ヤマイモ、レンコンは一口大に切る。干しシイタケは水で戻し、軸を除く。
(2) 鍋に手羽中、Aを入れて中火にかける。煮立ったらアクを除いて(1)を加え、弱めの中火で15分ほど煮る。Bで味を調える。
※ おかずをつくりおきする際は、清潔な保存容器に入れて保存してください。保存状態によっては傷みやすくなることもあるので、保存期間内であっても早めに食べるようにしましょう