ウクライナ軍、ドローンを活用してロシアの補給路を破壊
ロシアの補給路を攻撃

ロシアが占領している地域で利用されていた鉄道を、ウクライナ軍がドローンを用いて破壊した。今後、ロシア軍は代替ルートの使用を余儀なくされると見られている。
活動家がテレグラムに投稿

今回の攻撃について最初に報告したのはウクライナの活動家、ペトロ・アンドリウシュシェンコ氏だ。アンドリウシュシェンコ氏は8月19日、テレグラムに攻撃の結果を写真付きで投稿している。現場はロシアが占拠中のザポリージャ州だったとされている。
画像:Telegram @andriyshTime
タンク貨車を攻撃

攻撃を受けたのは、主に燃料などを輸送していた車両で、ウロジャイネ-トクマク間を結ぶ線路を走行していたという。同氏がテレグラムに投稿した画像からは、攻撃の結果がまざまざと伝わってくる。
画像:DeepStateMap / Edited by The Daily Digest
攻撃の主体は?

同氏は攻撃の主体について明言していなかったが、車両は脱線し使用不可能となったとはコメントしている。ウクライナの軍事メディア「Militarnyi」によると、投稿では車両は「美しく燃え上がった」と言われていたという。
画像:Telegram @andriyshTime
軍からも投稿

その後、同じくウクライナの活動家セルヒイ・シュテルネンコ氏がテレグラムにFPVドローンからの動画や、追加の画像を投稿。軍事メディア「Defense Express」によると、ウクライナ第65独立機械化旅団の無人機中隊「ローニン」も攻撃記録を投稿しているという。
画像:Telegram @ssternenko
複数のドローンが攻撃

軍が投稿した動画では、複数のドローンが走行中の車両を攻撃していた。「Defense Express」によると、攻撃によって車両は停止し、やがて「とどめを求めて窓を開放」したという。
画像:Telegram @Ronins_65
車両は完全に破壊されたか

「とどめ」と言われているのは車両の完全な破壊のことで、「Defense Express」は当時公開されていた動画からそれが実現されたと結論づけている。
画像:Telegram @Ronins_65
前線から30kmの地点

「United24」もこの攻撃を報じており、それによると車両が攻撃を受けたのは前線から30kmほどの地点だったという。30kmという距離は現代的なドローンの作戦半径内であり、今回の攻撃がドローンオペレーターによって実施されたという複数メディアの推測を裏付けている。
画像:Telegram @ssternenko
ロシア軍の兵站には大きな痛手

この地域の線路はロシアとクリミアの占領地域を結んでいたが、単線だったため修復されるまでは利用できないと「United24」は指摘している。これは同地域におけるロシア軍の兵站にとって大きな痛手となることだろう。
画像:Telegram @ssternenko / Edited by The Daily Digest
代替ルートを取らざるを得ない

同メディアは、今後ロシア軍は「陸路、あるいはケルチ海峡大橋(クリミア大橋)」に頼らざるを得なくなるとしている。ただし、線路が具体的にどれほどの損傷を受けたのかは判明していない。それでも、「Defense Express」は線路を片付けて通行可能にするまでにはしばらくかかるはずだと述べている。
画像:Telegram @Ronins_65
大きな戦果

同メディアも指摘するように、消火や線路の修復は数日で終わるかもしれないが、破壊されたタンク貨車の存在が作業を困難にしている。ウクライナ側にとっては、大きな戦果と言えるだろう。
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