マクラーレン、またもピットストップに綻び。ステラ代表「ハードウェアを最適化できていない」

 マクラーレンのチーム代表、アンドレア・ステラは、アゼルバイジャンGPで再びトラブルに見舞われたことを受け、ピットストップのハードウェアを改善する必要があると考えている。

 ランド・ノリスは、アゼルバイジャンGPを7番グリッドからスタートし、7位でフィニッシュした。一方、チャンピオンシップリーダーのオスカー・ピアストリはスタートでミスをし、さらに1周目でクラッシュした。

 ノリスにとって痛かったのは、右フロントのホイールガンのトラブルに見舞われ、静止時間4.1秒の遅いピットストップになってしまったことだ。これにより彼は8番手に後退。シャルル・ルクレール(フェラーリ)とリアム・ローソン(レーシングブルズ)の後ろでコースに復帰した。

 ノリスは残り13周を切ったところでルクレールを抜いたが、ノリスの1周後にピットストップした角田裕毅(レッドブル)とその前を走るローソンを攻略できず、結局スタート位置と同じ7位でのフィニッシュとなった。

「ピットストップに関しては、すでに重点的に取り組んできた領域だ」とステラは述べた。

「しかし実際には、ピットストップを通じて重要なパフォーマンスが得られるため、継続的な改善が必要だ。レースはむしろますます接戦化しているのが現状なんだ」

「ピットストップの影響力がますます重要になっている。今季残りレースはもちろん、来季のマシンを見据えても、ピットストップの実行プロセスだけでなくハードウェア面でも改善が必要だ。クルーにとってピットストップがより直感的で自然な作業となるよう取り組む必要がある」

「オペレーターとハードウェア間の相互作用には、ハードウェアの観点から改善すべき点が残っている」

Andrea Stella, McLaren

 ノリスがピットストップでタイムロスを喫したのは2戦連続であり、前戦イタリアGPでは左フロントのホイールガンにトラブルが発生し、静止時間が5.9秒かかっていた。

 ステラ代表は最近のピットストップに不満を示し、その原因は使用する装備にあると指摘する。

「ハードウェアの観点から言えば、最適化できていないことは承知している」

「これは我々が望まなかったからではなく、道中で学んでいくものだからだ」と彼は付け加えた。

「装備面、特にハードウェアや車両側には改善の余地があることは承知している。そうすることでピットクルーの負担を少しでも軽減できるだろう」

 ステラ代表は、ノリスにとっては機会を逃したと言えるにもかかわらず、彼が成し遂げたレース内容には満足しているという。

 ピアストリがノーポイントに終わったことにより、ピアストリとノリスのポイント差は25に縮まっている。

「ランドは今日、力強いレースを展開したと思う」とステラは語った。

「彼はマシンが持つポテンシャルの限界までレースを戦った。ランドのマシンで、彼以上の結果を出せるドライバーはいない。むしろ、今日のさらなるパフォーマンス向上やポイント獲得の責任はチーム側にあると言える」

「最速、あるいはそれに近いピットストップができていれば、ランドにリアム・ローソンを攻撃する機会を与えられたかもしれないからだ」

「しかしドライビングの観点からは、ランドが今日のマシンの限界まで結果を出してくれたことに、我々は完全に満足している」

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