ヤクルト・高津監督がファンに最高のプレゼント 28日の神宮最終戦は高橋奎二、奥川恭伸、石川雅規の3投手で恩返しリレー

ヤクルト・高津臣吾監督は神宮最終戦で豪華な投手リレーを用意している
ヤクルトの本拠地最終戦となる28日の巨人戦(神宮)に高橋奎二投手(28)、奥川恭伸投手(24)、石川雅規投手(45)の先発3投手が登板することが24日、明らかになった。3年ぶりのV奪還を目指した今季はセ・リーグ最下位に低迷し、既にクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性も消滅。就任6年目の今季限りで退任が決まっている高津臣吾監督(56)が最後に豪華リレーをファンに届ける。
山あり谷ありだった6年間。最後は〝まな弟子〟たちによる豪華リレーで締めくくる。今季の神宮最終戦となる28日の巨人戦で高橋、奥川、石川の先発トリオによる継投が実現することが判明した。今季限りで退任する高津監督が、ファンへの感謝の思いを込めてマウンドに送り出す。
17日にはクライマックスシリーズ(CS)進出の可能性が消滅。だが、ファンあってこそのプロ野球。最後まで勝利を追い求める。本拠地で残り3試合となった23日の試合後に指揮官は「スワローズファンには勝つところを見せないといけないと思っている。気持ちよく帰っていただけるように頑張ります」と変わらぬ思いを口にしていた。今週は水曜、木曜日に試合がないことで、ローテーションが飛んだ奥川と高橋を日曜日にぶつけることができる。

ヤクルト・高橋奎二
選手たちも思いに応える覚悟だ。高津監督が就任した2020年のドラフト1位で、今季は初の開幕投手を任された奥川。21年に9勝を挙げたものの、その後2年間は先の見えない右肘痛との闘いだった。その間、「もう一度マウンドで投げている姿を見たい」という指揮官の言葉に励まされてきた右腕は「(これまで)いろいろなことを気にして投げていましたけど、全部、考えずに思い切って勝負していくだけ」と静かに闘志を燃やした。

ヤクルト・奥川恭伸
2軍監督時代から左のエース候補として指導を仰ぐ10年目の高橋は「来年は『やってくれるな』と思われるようなピッチングができれば」と力を込めた。また、球界最年長45歳の石川は4月9日の阪神戦(甲子園)でプロ野球史上初となる24年連続勝利を達成。来季の現役続行が決まっている。
2021、22年はリーグ連覇を達成し、21年は日本一。しかし、今季はここまで135試合を戦い、52勝77敗でセ・リーグ最下位に沈む。酸いも甘いもかみ分けた本拠地で、スワローズの将来を担うホープとチームを支えてきた通算188勝のベテラン左腕の共演。また、今オフにポスティングシステムを利用しての米大リーグ挑戦が確実な村上にとっても、神宮では最後の雄姿となる。ホーム最終戦で有終の美を飾るとともに、来季へ希望の光をともす。

ヤクルト・石川雅規
★巨人は田中将大が先発予定
巨人は28日のヤクルト戦で田中将が先発する予定。日米通算200勝にあと1勝。大台到達に王手をかけてから3試合連続で負け投手となっている。しかし、前回21日の中日戦で六回途中5失点でKOされた試合後に阿部監督は「来週も行ってもらう」と明言。3位のチームはCS本拠地開催を懸けて2位DeNAを追いかけており、ヤクルトとの今季最終戦は大事な一戦となる。