決勝T進出の春日部東FW元島に芽生えたエースの自覚「熱いプレーをしないとチームも締まらない」

決勝T進出の春日部東FW元島に芽生えたエースの自覚「熱いプレーをしないとチームも締まらない」
FW9元島が2ゴールでチームを決勝トーナメントに導く(写真=会田健司)
9月20日、52チームが第104回全国高校サッカー選手権埼玉予選1次トーナメント突破をかけてブロック決勝が行われ、春日部東は上尾を3-0で破り決勝トーナメント進出を決めた。
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この試合の会場は上尾高校。ホームという事もあり、上尾は野球部を中心とした応援団がピッチ横から選手たちを熱烈に後押しした。
それでも春日部東は前線からの守備で相手にプレッシャーを掛け続け、序盤から相手陣内でゲームを進めると、32分に右CKからFW9元島隆之助(3年)が右足で押し込み先制ゴール。後半に入り54分に元島が左足でシュートをネットに突き刺し追加点を決めると、56分には途中出場のFW13屋代柊(3年)がダメ押しの3点目。3-0の快勝で1次トーナメント突破を決めた。

春日部東の本田祐樹監督(写真=会田健司)
試合後、春日部東の本田祐樹監督は「1試合目もそうだったんですが硬くて硬くて。でも今日は1試合目に緊張を置いてきてもらって、2試合目は最初こそ硬かったですが、ちょっとずつ慣れてきたかなと思います」と初戦の春日部共栄戦(2-1で勝利)に比べると動きも良くなったと頷くと「(上尾の)1試合目を分析させてもらって狙い通りできました」と前線からの守備が上手くハマったと勝因を分析。-
さらに攻撃面では本来右SHの玉置凱大(3年)を左サイドに配置し、玉置のスピードを生かした突破からのクロスが狙いだったと明かし、2ゴールを決めた元島には「彼がうちのエースです」とエースの活躍を喜んだ。
そして「飛びぬけて上手い選手もいないので、チームでやるべきことをしっかりやって。勝負にこだわってやっていきたい」と決勝トーナメントに向けて意気込んだ。

春日部東ベンチに掲げられた寄せ書き入りのフラッグ(写真=会田健司)
一方、攻守に活躍した元島は「ちょっとみんな緊張していたと思うんですけど、先制点が大事だと思っていたので、あそこで取れて良かったです」とCKの場面で一度はニアで潰れながら、ファーサイドからの折り返しに合わせ動きなおして決めた先制ゴールは狙い通りだったと胸を張った。さらに得意のキックフェイントからカットインシュートを決めた2点目についても「自分の理想の形で決められた」と納得の表情でコメント。
2得点でチームを勝利に導いたエースだが、元島は前線からプレスのスイッチを入れる役割も担い、その仕事を1試合通して最後まで見事にやり遂げた。「チームの狙いとして土のグラウンドでもあったので、後ろから繋いで来たら前からプレス。そこで奪って1点というのが自分たちの方針でした。3年生はこの試合にかけてきた想いが強いので、熱いプレーをしないとチームも締まらないと思っていました」と、この試合への強い意気込みをプレーで表現できたと話した。
「インターハイは地区予選で悔しい形の負け方をしてしまったので、この選手権では絶対に県大会に進むって全員で決めてここまでやってきました」とインターハイで味わった悔しさからチームを引っ張る自覚に芽生えたエース。まずは目標の決勝トーナメント進出を決め「自分が点を決めて勝ちたいと思っているので、出来ればハットトリック目指して頑張ります!」と次戦でもこの試合以上に活躍をしたいと意気込みを語った。
決勝トーナメントに駒を進めた春日部東は10月12日に行われる1回戦で立教新座と対戦することが決まった。
(文・写真=会田健司)