八潮陥没 下水バイパス工事完了 運転手捜索、再開準備進む
埼玉県八潮市の県道陥没事故で、県は24日、転落したトラックの男性運転手(74)の捜索に向け、現場の下水管に流れ込む水を迂回(うかい)させる仮排水管の設置が同日に完了したことを明らかにした。下水管に通じる穴を2方向から掘る工事が進められており、一連の作業が終われば、捜索再開の環境が整う。
現場の下流約30メートルの下水管内で見つかったトラック運転席部分に男性が取り残されている可能性があり、県は流入する下水を止め、人が管内に入って捜索、救出することを想定している。
仮排水管は縦2メートル、横3メートルの四角形。長さは約70メートルで、現場の上流と下流をつなぐ。排水先を切り替える準備を進めている。排水の切り替えと穴の開通が終わっても、管内に人を降ろす設備の設置や硫化水素の換気、堆積物の排出などが必要という。
県はこれまで、一連の作業を終える時期を「5月中旬まで」と説明してきた。
大野元裕知事は同日夕の災害対策本部会議で、捜索再開の時期について「日本で行ったことがない作業。今日、明日とかは言えない」と明言を避けた。(杉浦正至、足立優作)

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