シャンパンファイトのドジャース、選手ら口々に「朗希に乾杯!」…勝った全3試合で無失点投球
【ロサンゼルス=帯津智昭】米大リーグ・ドジャースの佐々木朗希は9日(日本時間10日)、本拠地でのフィリーズとの地区シリーズ(5回戦制)第4戦で八回から3番手で登板し、3回を無安打無失点に抑えた。ドジャースは延長十一回、2―1でサヨナラ勝ち。通算3勝1敗で突破を決めた。

10回1死、ストットを空振り三振に打ち取り、雄たけびを上げる佐々木(9日)=飯島啓太撮影
1点を争う試合で、佐々木が1人の走者も出さない完璧な投球を見せた。
同点に追いついた直後に八回にマウンドに上がった。先頭はナ・リーグ本塁打王のシュワーバー。前日に2本塁打を放っていた左打者に対し、1ボールからの2球目、真ん中の98・8マイル(約159キロ)で右飛に仕留めた。続くリーグ最優秀選手(MVP)経験者のハーパーには低めに集め、最後はスプリットで三飛。次のボームは100・7マイル(約162・1キロ)直球で二ゴロに打ち取った。

リーグ優勝決定シリーズ進出を決め、喜ぶ佐々木(手前左)(9日)=飯島啓太撮影
救援に配置転換になってから初めての回またぎとなった九回、さらには延長十回も続投し、いずれも三者凡退に仕留め、流れを引き寄せた。
試合前から2イニングを投げる可能性は告げられていた。「逆算して八回からかなとは思っていた。(七回裏の)同点になったタイミングで言われて、いつもより準備が少なくなってしまったけど、何とかすぐにスイッチ入れて試合に挑めた」と振り返った。

大リーグ・ポストシーズンのトーナメント表
これでフィリーズとの地区シリーズは、勝利した3試合全てに登板し、1点も許さなかった。間違いなく、シリーズ突破に最も貢献した選手だった。佐々木は「本当にシーズン、何もできなかった分、少しでもチームに貢献したいという気持ちと、その中で個人としては来年につながる何か、ポストシーズンでいろいろ経験して、という思いがあった」と明かす。その上で、「今は少しずつだけど、チームのために働けているので良かった」と笑顔を見せた。
試合後のシャンパンファイト。ロバーツ監督は高らかに言った。「今夜はまず、朗希に賛辞を贈ろう」。選手たちは口々に、「ショット・フォー・ロウキ!(朗希に乾杯)」と叫び、コップを掲げた。そして、シャンパンやビールをかけ合い、強敵を破っての地区シリーズ突破とリーグ優勝決定シリーズ進出を喜んだ。