【秋華賞】エンブロイダリーが見事な差し切りで2冠制覇!ルメール騎手は2度目の連覇で歴代最多4勝目

秋華賞を制したエンブロイダリー=京都競馬場(撮影・甘利慈)
10月19日の京都11Rで行われた第30回秋華賞(3歳オープン、牝馬、馬齢、GI、芝2000メートル、18頭立て、1着賞金=1億1000万円)は、クリストフ・ルメール騎手の2番人気エンブロイダリー(美浦・森一誠厩舎)が6、7番手追走から向こう正面半ばで2番手まで位置を上げると、直線では逃げた武豊騎手のエリカエクスプレス(5番人気)との差を一完歩ずつ詰めて、ゴール前で見事に差し切り優勝。2007年ダイワスカーレット以来となる桜花賞&秋華賞の2冠制覇を果たした。C・ルメール騎手は17年ディアドラ、18年アーモンドアイに続く自身2度目の同レース連覇で歴代最多の4勝目。タイムは1分58秒3(良)。

エンブロイダリーを勝利に導いたC・ルメール騎手=京都競馬場(撮影・榎本雅弘)
エリカエクスプレスが半馬身差の2着。さらに3/4馬身差遅れた3着にパラディレーヌ(6番人気)が入り、1番人気のカムニャックは好位追走も直線で馬群に沈み16着に大敗した。
秋華賞を勝ったエンブロイダリーは、父アドマイヤマーズ、母ロッテンマイヤー、母の父クロフネという血統。北海道安平町・ノーザンファームの生産馬で、馬主は(有)シルクレーシング。通算成績は8戦5勝。重賞は今年のクイーンC(GⅢ)、桜花賞(GI)に次いで3勝目。森一誠調教師は秋華賞初勝利、C・ルメール騎手は17年ディアドラ、18年アーモンドアイ、24年チェルヴィニアに次いで4勝目。
◆C・ルメール騎手(1着 エンブロイダリー)「オークスは距離が長くて、残念でした。秋華賞を勝つ自信はありましたし、勝ててよかったです。この秋からすごく(馬は)落ち着いていて、前半はすごく冷静で、いいポジションで運べました。ペースが遅くなった向こう正面でも、2番手でリラックスして運べました。(直線では)エンジンがかかるまで時間がかかったのですが、ラスト200メートルもずっといい脚でした。2冠を取れて、すごい馬です。またGⅠレベルでタイトルを取れると思います」
◆森一誠調教師(同)「大変うれしく思います。オークスは1番人気の支持を受けましたが、結果を出すことができず、何とか巻き返したいと思っていました。(今秋)美浦トレセンに帰厩した際、落ち着いた様子で変わらずに良かったので、いい夏を過ごせたのだと思いました。新種牡馬アドマイヤマーズ産駒ということで、デビュー時から手探りでしたが、1600メートル~2000メートルまでは大丈夫だと思っていました。跳びが大きい馬でリズムよく走って、道中も雰囲気はいいなと思っていました。ルメール騎手が馬の能力を最大限、引き出してくれました。また強いエンブロイダリーを見せたいと思います」

エンブロイダリーを管理する森一誠調教師=京都競馬場(撮影・根本成)