フェルスタッペン完勝で、タイトル争いの行方はますます分からなくなった! 角田裕毅は奮闘7位入賞|F1アメリカGP決勝

 F1アメリカGPの決勝レースが行なわれ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が優勝。マクラーレン勢に打ち勝ったことで、今季のタイトル争いの行方がますます分からなくなってきた。角田裕毅(レッドブル)は7位だった。

 アメリカGP決勝日のサーキット・オブ・ジ・アメリカズ上空は快晴。気温29度、路面温度45度というコンディションで、決勝スタート時刻を迎えた。多くのマシンがミディアムタイヤを選んだ中、3番グリッドスタートのシャルル・ルクレール(フェラーリ)がソフトタイヤを選択。後方にもソフトやハードを選んだマシンが数台いるという状況だった。

 蹴り出しがよかったのはやはりソフトタイヤを履くルクレール。PPスタートのフェルスタッペンこそ好スタートで首位を守ったが、ルクレールはランド・ノリス(マクラーレン)を抜いて2番手に上がった。

 13番手スタートの角田も1周目で10番手に上がり、そのままオリバー・ベアマン(ハース)も難なく抜いて9番手に上がった。

 そして6周目、7番手を争っていたアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)とカルロス・サインツJr.(ウイリアムズ)が接触。アントネッリはこれでコースオフして最後尾まで順位を下げ、サインツJr.はマシンを壊してリタイアとなった。

 これでバーチャル・セーフティカーが宣言。9周目からレース再開となった。

 ソフトタイヤを履くルクレールは、タイヤマネジメントを優先させたか、ペースが上がらない。一方でフェルスタッペンは快調に飛ばし、リードを広げていった。

 ルクレールはペースをコントロールして、要所要所でノリスを押さえ込む。ノリスも再三仕掛けるが、攻略の決定打はなかなか見つからない。

 しかし21周目、ノリスがようやくルクレールをパスして2番手に浮上。22周目にチームメイトのルイス・ハミルトンにも抜かれたルクレールは、この周を走り切ったタイミングでピットイン。ミディアムタイヤへと履き替えた。

 ルクレールは一旦後半に下がったが、まだタイヤ交換前の中団グループのマシンを抜いていき29周目には角田をオーバーテイク。ルクレールに抜かれた角田は、すぐにピットインした。

 この角田のピットインのタイミングには、ある意図があったかもしれない。この時点まで角田は、2番手を走るノリスの20秒後方以内をキープしていた。その位置関係だと、ノリスとしてはピットインしずらい。その間にルクレールが角田を交わして、ノリスの20秒以内に……結局ノリスがピットストップし、コースに復帰した時にはルクレールの方が前となった。

 つまり角田は、チームメイトであるフェルスタッペンとタイトルを競うライバルであるノリスを封じ、そしてルクレールにその役割をバトンタッチするという点で、しっかりと仕事をしたと言えるだろう。

 結局各車ともミディアム→ソフト、ソフト→ミディアムという1ストップ戦略。マネジメント優先のレースとなった。ピレリが事前に推奨したミディアム→ハードという戦略は、誰も採らなかった。

 ただそんな中でも、ノリスは意地を見せた。レース最終盤にルクレールを再攻略。2位を奪い取ることに成功したのだ。

 結局フェルスタッペンは後続に影を踏ませることもない完勝。大逆転チャンピオンの可能性をさらにグッと手繰り寄せた。2位にはノリス、3位にはルクレールが入った。ランキング首位のピアストリは、まさかの5位フィニッシュとなった。

 このレースの結果、ピアストリが依然としてランキング首位ではあるものの、ノリスに14ポイント差、フェルスタッペンに40ポイント差まで迫られることとなった。タイトル争いの行方はますます分からなくなってきたと言えよう。

 角田は最終的に7位でフィニッシュ。6ポイントを獲得し、今季合計で28ポイント。ランキング15番手のエステバン・オコン(ハース)に並んだ。

        
順位ドライバー#周回数タイム前車との差平均速度ピットポイントリタイア原因シャシーエンジン
1 マックス フェルスタッペン レッドブル 156

1:34'00.161

125Red BullRed Bull
2 ランド ノリス マクラーレン 456

+7.959

1:34'08.120

7.959 118McLarenMercedes
3 シャルル ルクレール フェラーリ 1656

+15.373

1:34'15.534

7.414 115FerrariFerrari
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