箱根予選3位通過の山梨学院大、平八重充希ら3人がキロ3分で刻む…大崎悟史監督「予定通りの走り」

 東京都立川市などで18日に行われた第102回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=関東学生陸上競技連盟主催、読売新聞社共催)の予選会で、山梨学院大陸上競技部が3位に入り、本大会出場の切符をつかんだ。本大会出場は6年連続39度目。

 午前10時過ぎ、選手たちは自信に満ちた表情で結果発表を待ち構えていた。

 「第3位、山梨学院大学」

 場内にアナウンスが響き渡ると、選手たちは雄たけびを上げながら肩をたたき合ったり、握手をしたりして互いの健闘をたたえた。

3位で本戦出場を決めた山梨学院大の選手たち=浦上太介撮影

 上位10人の合計タイムを競い、10位までが本大会に出場できる予選会。チームの最終総合タイムは10時間32分44秒で、通過順位は昨年と同じ3位ながら、タイムは21分22秒も縮まった。

 今大会のチーム目標は、「与えられた役割をしっかりこなすこと」。ケニア人留学生のブライアン・キピエゴ選手(3年)は、各チームの留学生間のトップ争いを任された。また、平八重充希選手(4年)と和田瑛登選手(3年)、阿部紘也選手(2年)の3人が1キロを3分のペースで走り、その後ろの集団を占部大和選手(3年)が引っ張る作戦も立てた。

ゴールする山梨学院大の平八重充希選手=大石健登撮影

 富士河口湖町などで3回にわたって行った夏合宿では、各日程で「レース終盤に耐えられる脚づくり」などのテーマを設けて練習に臨んだ。さらに、選手たちは「昨年と同じように練習しても昨年より強くなれない」と、積極的にペースを上げて走り込んだ。

 そして迎えた予選会。キピエゴ選手は終始トップ集団を引っ張り、終盤にはほぼ独走状態に。阿部選手も日本人のトップ集団で先頭争いをするなどしてタイムを稼いだ。その結果、キピエゴ選手は1時間0分16秒の快走でゴールテープを切り、阿部選手も1時間2分9秒で全体10位に食い込んだ。

1位でゴールする山梨学院大のブライアン・キピエゴ選手(18日、国営昭和記念公園で)=浦上太介撮影

 予選会後、キピエゴ選手は「予選を通過することだけを考えて走った」と振り返り、大崎悟史駅伝監督は「選手たちは予定通りの走りをしてくれた。本大会でのシード権獲得に向け、チームのレベルを底上げしたい」と笑顔で話した。

力走する山梨学院大の和田瑛登選手(奥左)と阿部紘也選手(奥右)