日本ダービー馬エイシンフラッシュが種牡馬を引退し、功労馬としてヴェルサイユリゾートファームに到着!

種牡馬を引退したエイシンフラッシュは、名残惜しそうに長年住み慣れた北海道・新ひだか町のレックススタッドを出発
2010年の日本ダービー、12年の天皇賞・秋などを制したエイシンフラッシュ(牡18歳、父キングズベスト、母ムーンレディ)が31日、種牡馬を引退して北海道・日高町のYogiboヴェルサイユリゾートファーム(VRF)で功労馬となった。

種牡馬を引退したエイシンフラッシュは、名残惜しそうに長年住み慣れた北海道・新ひだか町のレックススタッドを出発
この日、18年から繫養されていた新ひだか町のレックススタッドを退厩。長年、苦楽をともにしたスタッフに見送られ、午後5時すぎにVRFに到着した。
漆黒の艶やかな馬体と端正な顔立ちでも人気だったダービー馬は、悠然とした雰囲気で馬運車から降り立ち、新天地の馬房に入った。
種牡馬としてサポートしてきたレックス事務局は「無事に送り出すことができて、まずはホッとしています。(13年末から)社台スタリオンステーション様で5年間、レックススタッドで7年間、産駒からGⅠ馬(22年ジャパンC優勝馬ヴェラアズール)を送り出すなど頑張ってくれました」と感謝。「とても人気の高い馬で、年間通じて見学できるヴェルサイユリゾートファームでもかわいがってもらえるでしょう。レックススタッドから(VRFに)移動したダービー馬のタニノギムレットは今では〝引退馬支援の広告塔〟として大活躍。エイシンフラッシュも新天地で元気に暮らしてくれたら」と新たな使命に期待を寄せた。

2010年の日本ダービーを優勝したエイシンフラッシュ
VRFには同じ07年生まれで11年の天皇賞・春を勝ったヒルノダムール、10年のジャパンC優勝馬ローズキングダムもおり、ファンとしてはなつかしい顔ぶれに心が躍る。同ファームの岩﨑崇文社長は「エイシンフラッシュは自分が生産者として種付けに行っていた馬でもあるので、うちに来てくれるなんて感慨深いです。ギムレットに次いで牧場にとって2頭目のダービー馬になりますし、ダムール、ローズとは黄金世代トリオになるので、ぜひ会いに来てください」と全国の人々に呼びかけた。
繫養馬が増えたVRFでは、新厩舎建設と放牧地整備のため、第一目標額5000万円、最終目標額7000万円でクラウドファンディングを12月28日午後11時まで実施中。集まった資金は引退馬の生活を支援する大切な費用に充てられる。