ウィリアム皇太子の即位で消滅へ?英王室の「時代遅れ」な伝統とは

ウィリアム皇太子の即位で消滅へ?英王室の「時代遅れ」な伝統とは

ウィリアム皇太子は、即位すれば自ら「君主制の改革」を行う考えであることを隠していない。先ごろ出演したApple TV+の旅行番組、『旅嫌いユージン・レビィのトラベルガイド』でも次のように述べ、そのことを明らかにしている。

「より良い方向への変化を受け入れます。恐れません――何かを変えられるということは、私の士気を高揚させることのひとつです。あまり過激すぎるものにはしませんが、変化は必要だと思っています」

本質を突いたそのドキュメンタリー番組が放送されてから数週間、王室関係者がアメリカのゴシップサイト『レーダーオンライン』に対して明かしたところによると、皇太子が実際に変更の対象として検討していることには、王室の「おかしな伝統」のいくつかが含まれているという。

「君主制に対するウィリアム皇太子のビジョンは、現代に適したものです――壮麗さや時代遅れの称号は減らし、より意義を重視しています」

「皇太子は割り切った考え方をしています。君主制を存続させるための唯一の方法は、進化し、人々の生活とって有意義なものであり続けることだと理解しています」

さらにこの関係者は、皇太子は王室の伝統の「芝居がかった面に耐えられない」のだと述べ、特に装飾的な伝統衣装を「不合理」「完全に時代遅れ」だと考えていると明かしている。

ウィリアム皇太子はそのほか、どのようなものを「廃止したい」と考えているのだろうか?

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豪華な衣装

ウィリアム皇太子は、ガーター勲章の授与式でみられるような儀式用の豪華な衣装の使用を取りやめたいと考えているという。『レーダーオンライン』によると、皇太子はベルベットのローブをまとって行進することを「中世のもの」だと考えているとのこと。ある王室関係者は、「ウィリアム皇太子が重点を置くのは儀式ではなく、功績をたたえることです。豪華な衣装をまとったロイヤルたちではなく、栄誉を受ける人たちに、スポットライトを当てたいのです」と話している。

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儀礼的な役職

何世紀も前からある王室の儀礼的な役職、「白鳥の番人」や「ヨーマン・オブ・ザ・グラス・パントリー」など、「ヨーマン(Yeoman、従者)」の役職が廃止される可能性があるという(王室には銀食器からリネン類まで、それぞれのものを個別に担当するヨーマンがいる)。「なかには何世紀も前から、実質的な役割がない役職もあります」と話す王室関係者のひとりは、これについて次のように説明している。「皇太子は歴史を尊重しますが、現実的なのです。うわべのために伝統を維持することではなく、王室が円滑に運営されることを望んでいます」

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仰々しい挨拶

「お辞儀とカーテシー」は、王室のルールやエチケットのなかでも最もよく知られているもののひとつだろう。だが、これもまた、ウィリアム皇太子が即位すれば廃止される可能性があるという。王室に近いある人は、「ウィリアム皇太子はお辞儀やカーテシーといったもののすべてに、心地の良さを感じたことがありません」と述べている。皇太子は「古いルールに従うよりも、普通に挨拶をしてもらう方がいい」と考えているとのこと。それは、「親しみやすく、人間的」な方が君主制はうまく機能すると考えているためだという。

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移動の多い生活

亡きエリザベス女王は、王室が所有する複数の城や宮殿、邸宅を公務用とプライベート用で使い分けていたことで知られる。そして現在の君主であるチャールズ国王も、同じような暮らし方をしている。だが、ウィリアム皇太子は即位した後、それほど多くの移動をしない生活を希望しているとみられる。ある王室関係者は、皇太子は「ウィンザーを本拠地とし、短い期間、サンドリンガムとバルモラルに滞在することになる」との見方を示している。それは、皇太子は「荷造りと荷解きを繰り返す生活ではなく、家族のための“安定”を求めている」ためだという。

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王族のモノグラム

ウィリアム皇太子は、ロイヤルたちのためにつくられるモノグラムや、ゴールドの型押しが施された文具などを重視していないとのこと。また、すでに王室のスタッフとは(メッセンジャーアプリの)ワッツアップで連絡を取り合うなど、“日常業務を近代化”しているという。これについて関係者のひとりは、「皇太子は現実的なのです――求めるのは、好印象を与えるためにつくられた装飾品ではなく、円滑に機能するシステムです」と述べている。

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こうした変更の多くは、特に王室のために税金が使われることに批判的な人たちには歓迎されるだろう。だが、そのいっぽうで専門家たちの間には、皇太子がこれらを「過度に推進しようとする懸念もある」との見方もある。関係者のひとりは、皇太子のこうした計画について次のように語っている。「君主制は、進化することによって存続してきたのです。それは一部に、壮麗な儀式が持つ力のおかげでもあります」「皇太子にとって本当の試練となるのは、(それらに対する)感嘆の念を取り払うことなく、君主制を現代の世界に適合させるための適切なバランスを見つけることになるでしょう」

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