トランプ大統領“海峡脱出計画”2日足らずで中断 鮮度保つフィルムまで…農業にも影響

トランプ大統領が打ち出した、ホルムズ海峡に足止めされていた船を脱出させる計画。開始から2日足らずで突如、中断されました。一体何があったのでしょうか。

■子供たちが見守るなか…「イランは核兵器持つところだった」

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軽快な音楽にのせて現れたトランプ大統領。ホワイトハウスに招いた子どもたちとふれあいました。子どもたちに囲まれながら、得意の「トランプダンス」でのりのりです。

トランプ大統領

「何のスポーツをしてる?」

子ども

「フットボールです」

しかし、子どもたちが見守るなか、口にしたのは…

トランプ大統領

「イランはあと2週間で核兵器を持つところだった。美しい爆撃機でその可能性を吹き飛ばしたんだ。もしイランが核兵器を持っていたら、いまごろ我々全員がここにはいないだろう」

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子どもにはちょっと、退屈だったかもしれません。

トランプ大統領

「我々が護衛した船にイランは攻撃しなかった。我々が状況を完全にコントロールしているんだ」

■米“計画中断”宣言 イラン「失敗を隠蔽しようとしている」

アメリカが進める「プロジェクト・フリーダム」。アメリカ軍を動員してホルムズ海峡の事実上の封鎖を突破し、停留している船舶を退避させるもので、トランプ大統領は成果を誇りました。

しかし、計画開始から2日足らずで「『プロジェクト・フリーダム』を短期間中断する」と宣言したのです。

計画が始まった4日、猛反発したイラン側は、アメリカ軍の駆逐艦に向けミサイルを発射する映像を公開。

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UAE(=アラブ首長国連邦)の石油施設がイランの無人機攻撃を受けたと報じられ、イランとの停戦そのものが大ピンチに陥りました。

そして、計画を中断したトランプ大統領の「交渉に進展があった」との説明に、イランメディアは「計画の失敗を隠蔽(いんぺい)しようとしている」と皮肉りました。

ペルシャ湾で多くの船が2か月以上足止めされ、アメリカ国務省は少なくとも10人の船員が体調悪化で亡くなったと主張しています。

■資材不足に悩む農園

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出口の見えない状況が続くなか、影響は農業にも及んでいます。

千葉県船橋市で主に小松菜を育てている農園を訪ねました。今、頭を悩ませているのは、様々な資材の不足です。

西船橋ひらの農園 平野徹さん

「(市場以外にも)自動販売機で小松菜を売っているんですけど、透明なフィルムで小松菜を包む。今まで買っていたところで買えなった」

自販機内で鮮度を保つため必要不可欠なフィルム。原料に供給不安が広がっている石油由来の「ナフサ」が使われています。

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6日時点で農園の在庫は使用中のロールのみで、1か月もつかどうかの状態。新たに入手できなければ自販機での販売ができなくなるといいます。

さらに、野菜の生育に必要な肥料にも値上げの波が押し寄せています。

西船橋ひらの農園 平野徹さん

「もの(肥料)はあるけど袋がなくなっちゃうし、多分、袋が値上がりするから、その分値上げになっちゃいますと」

■イラン外相が中国を訪問

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こうしたなか、イランのアラグチ外相が6日、中国を訪問しました。アラグチ氏は王毅外相に「平和的な交渉を通じて解決策を模索していく」と表明。

中国にはトランプ大統領も14日から訪れる予定で、イラン側としては中国にトランプ大統領への説得係の役割も期待しているとみられます。事態打開の糸口になるのでしょうか。