17歳の男子高校生が死亡した磐越道マイクロバス事故、校長「痛恨の極み」…保護者会で経緯など説明へ

事故で損傷したマイクロバス(6日午後3時33分、郡山市で)=永井秀典撮影

 6日午前7時40分頃、福島県郡山市の磐越自動車道上り線で、高校生20人を乗せたマイクロバスが路側帯のクッションドラムに衝突し、さらに道路脇のガードレールに突っ込んだ。衝撃で車外に投げ出された男子生徒1人が死亡し、バスと事故に巻き込まれた後続のワゴン車の計20人が重軽傷を負った。県警が詳しい事故の状況を調べている。

 現場は磐梯熱海インターチェンジ(IC)近くの片側2車線の緩やかな右カーブ。県警高速隊の発表によると、死亡したのは、新潟市西区の男子高校生(17)で、死因は失血死で反対車線まで飛ばされていたという。

 マイクロバスは新潟県胎内市の無職男性(68)が運転し、新潟市中央区の私立北越高校の男子ソフトテニス部員が乗っていた。5人が重傷を負い、男性と生徒12人が軽傷を負った。後続のワゴン車は走行車線にせり出したガードレールに衝突し、2人が軽傷となった。

磐越道で事故を起こしたマイクロバス(奥)(6日、福島県郡山市で、読売ヘリから)=松本祐典撮影

 同部は全国大会にも出場する強豪で、報道陣の取材に応じた灰野正宏校長(63)によると、バスに乗っていた生徒は1年生8人と2、3年生各6人。顧問は荷物を積んだ別の車でバスより前を走っていたという。

 この日は福島県富岡町で練習試合を行うため、午前5時半頃に同校を出発し、日帰りの予定だった。バスは顧問が運転手付きで業者に手配したものだったという。灰野校長は「残念ながら本校の生徒が1名亡くなったことは痛恨の極みだ」と語った。近く保護者会を開いて、事故の経緯などを説明するとしている。

マイクロバスを調べる警察官ら(6日午後1時4分、郡山市で)=永井秀典撮影

 この事故の影響で、磐梯熱海IC―猪苗代磐梯高原IC間の上下線が一時通行止めとなった。現場近くに住む女性(83)は「家の中にいたら『ガン』という大きな音がした。外に出ると、心臓マッサージを受けている人が見えた。高校生が亡くなったとニュースで知り、かわいそうだ」と話した。