日本郵便の不適切点呼、東京・高輪郵便局に国土交通省が立ち入り…特別監査に着手
日本郵便による点呼不備の問題で、国土交通省関東運輸局は25日午前、高輪郵便局(東京都港区)に対し、貨物自動車運送事業法に基づく立ち入り検査を始めた。調査対象の75%にあたる計2391局で不適切な点呼が確認されたと同社が総務省と国交省に報告・公表した後、特別監査の着手は初めて。

日本郵便
日本郵便では1月、乗務前後に飲酒の有無や健康状態、睡眠の状況などを調べる法定の点呼について、兵庫県内の郵便局で数年間にわたる未実施が判明した。
これを受け、同社が全国3188の郵便局で軽ワゴン車やトラック計約3万6000台分の点呼の実施状況を調査したところ、全13支社管内の2391局で何らかの不備があった。適切に実施したことが映像などで確認できたのは、本来実施すべきだった点呼回数の71%にとどまっていた。
国交省は今後も悪質な不正のあった郵便局から順次、地方運輸局・支局による監査を進め、不正が確認されれば車両使用停止などの行政処分を出す。
総務省も23日、日本郵便法に基づき、同社に郵便・物流サービスの確保などを求め、6月末を期限に報告徴求命令を出している。