寒くなると【首こり】がひどくなるのはなぜ?座りながらできる「上半身をゆるめる簡単ほぐし」
体の前側が縮むと「首こり」の原因に
首や肩がこっているなと感じると、そこばかりに原因を探しがちです。しかし、原因は1カ所だけではありません。
胸の筋肉(大胸筋)やお腹の筋肉(腹直筋)、太ももの前側(大腿直筋)といった体の前側が硬くなっている場合が多いのです。
前側が硬いと背中が丸まりやすく
体の前側の筋肉が硬くなると、前後のバランスを取ろうと背中が自然に丸まってしまいます。猫背になると、ボーリングの玉程度の重さがある頭が前に突き出て、ストレートネックの姿勢になります。
そのような首の後ろ側の筋肉が常に前に引っ張られた状態では、緊張が抜けません。これが首こりや肩こりの原因となるのです。
首や肩を楽にしたいときこそ、その場所のみではなく、繋がりのある筋肉を意識しながら緩めていくことが大切になります。

illust AC
前側の硬さは呼吸の浅さにも関わる
胸やお腹の筋肉は、呼吸を助ける働きもしています。肋骨の間には肋間筋(ろっかんきん)という筋肉があります。横隔膜も膜という文字が入っていて、これらは呼吸時に活躍する筋肉です。
身体の前側が硬くなると、肋骨の動きが小さくなり、呼吸が浅くなります。すると酸素を取り込む量が減り、交感神経が優位になって、身体がリラックスしにくくなります。
身体の前側や首の前についている胸鎖乳突筋などの補助呼吸筋をゆるめることで、呼吸が楽に深く吸えるようになり、自律神経のバランスも整いやすくなります。

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身体の前側を広げる「骨盤体操」
身体の前側を広げようとすると、胸から動きたくなりますが、骨盤から動くことで、さらに広がりを作ることができます。座って行うと膝が曲がり骨盤も前に倒れやすくなるので、感覚をつかみながら動いていきましょう。床でも椅子に座ってでも、どちらでもOKです。
1、楽な姿勢で座ります。両手を太ももの上に置き、呼吸を整えます。
2、息を吸いながら、骨盤から身体を前に倒し、お腹、胸、首の前側を広げていきます。

photo by Naoko Iwasaki
3、元の位置に戻り、ゆっくりと吐きながら、肩とあごの力を抜き、目線をお腹に向けて背中を丸めます。2と3の動作を繰り返しましょう。

photo by Naoko Iwasaki
4、余裕があれば、胸を広げ頭を左右に倒します。
5、息を吐きながら頭の力まで脱力して、身体を丸めていきましょう。

photo by Naoko Iwasaki
詳しい内容は、こちらの動画からもご覧いただけます。
岩﨑奈緒子
11年間空間プロデュースを行う会社員として過ごし、自律神経失調症を経験。身体と心に目を向ける大切さや、日常の選択は自らと向き合うことで変わることをヨガから学ぶ。睡眠に特化した「ぐっすりヨガ」の開講をきっかけに睡眠の学びを始め、現在はカウンセラーとしても活動。『ヨガ×睡眠で、出会えた方やその回りの方々の日常を平穏に守り、より幸せにすること』を目標としている。RYT200/マタニティ・産後/チェアヨガ/スリープケアカウンセラー/更年期ナビゲーター。プライベートでは、2児+わんこのママ。