何をやっても凹まない下腹の原因は股関節? ガチガチの深層筋をほぐす股関節引き込みストレッチ
「いくら腹筋しても凹まない…」そのぽっこりお腹の正体とは?
ぽっこりお腹の原因は、筋力不足だけではありません。実は、お腹がうまく使えていない状態になっているケースが多いのです。
股関節が硬くなると、体を動かす時に、本来使いたいお腹の筋肉(腹横筋など)が働きにくくなります。その結果、代わりに腰や太ももに頼る動きが増え、下腹はぽっこりと前に出やすくなってしまうのです。
股関節の硬さがぽっこりお腹を招くメカニズム
デスクワークなど長時間の座り姿勢が続くと、上半身と下半身をつなぐ深層筋である腸腰筋が縮んだまま硬くなります。この状態では、立っていても縮んだ腸腰筋が骨盤を前方へ引っ張り続けます。股関節の動きが制限され、さらに、太ももの内側にある内転筋も使われにくくなります。
内転筋は骨盤を下から支え、ニュートラルな位置に保つ役割を担っているため、骨盤の安定感が失われることで、体幹もうまく働かなくなります。その結果、姿勢が崩れて下腹が前に出やすい状態に…。
つまり、ぽっこりお腹を解消するには、腹筋を鍛える前に、硬くなった股関節まわりの筋肉をほぐし、股関節まわりの動きを取り戻すことが重要なのです。
1日3分!骨盤を整えて下腹を凹ます「股関節引き込みストレッチ」
股関節の動きを取り戻し、お腹の筋肉を自然に使えるように整えるストレッチです。ポイントは、おへそを背骨の方へ引き上げる意識で行い、腰を反らさないこと。
また、膝をしっかり伸ばして行うことで、内転筋へのアプローチがより一層高まります。歩くだけでも自然に下腹の深層筋が使われるようになり、日常生活そのものがお腹痩せのトレーニングに変わっていきますよ。
<やり方>
1)肩の真下に手首、股関節の真下に膝をついた四つ這いになる。背筋を真っ直ぐに伸ばし、お腹を軽く引き込んで骨盤を床と平行に保つ。

Photo by Reiko Sudo
2)左脚を真横に伸ばす。両肘を肩の真下の床につき、上半身を安定させる。

Photo by Reiko Sudo
3)息を吐きながら、お尻を真後ろにゆっくり引く。背筋を伸ばしたまま股関節を後ろへ引き込むことで、太ももの内側(内転筋)裏側、お尻まで心地よくストレッチする。

Photo by Reiko Sudo
4)息を吸いながら元の位置に戻り、この前後の動きを5〜6回繰り返す。呼吸と動きを連動させて滑らかに行いましょう。
5)最後にお尻を後ろに引いた状態で動きを止め、深い呼吸と共に30秒~1分ほどキープする。
6)四つ這いに戻り、脚を入れ替えて反対側も同様に行う。
須藤玲子
2005年にホットヨガと出会い、その後様々なスタイルのヨガを経験。会社員を経てヨガインストラクターになる。現在は、都内を中心にスタジオ・オンラインにて活動中。リラックスからトレーニング系ヨガまで、静と動(陰と陽)のバランスを大切にヨガの指導を行う。ヨガと共にアロマのある暮らしも提案する。