ENEOSスープラ、40kgウエイトのau TOM'Sを退けポール獲得。ホンダ勢は5〜9番手に固まる|スーパーGT第2戦

 5月3日(日)、富士スピードウェイでスーパーGT第2戦の公式予選が行なわれた。ポールポジションを獲得したのはGT500クラスが14号車ENEOS X PRIME GR Supra(福住仁嶺/大嶋和也)、GT300クラスが61号車SUBARU BRZ R&D SPORT(井口卓人/山内英輝)だった。

 今年もゴールデンウィークの最中に行なわれるスーパーGT富士戦は、今季最長3時間レースとしての開催。予選日夜〜決勝日未明にかけて雨の予報となっているが、14時20分からの予選はドライコンディションの下で行なわれた。午前の公式練習では30℃台だった路面温度も、27℃まで低下。またサーキット周辺は風が強く吹きつけていた。

GT500

 10分間で行なわれるGT500のQ1では、アウトラップの後に3周のウォームアップラップを挟み、1周ないし2周のフライングラップを行なうのが定石に。中には4周かけてウォームアップした車両もあったが、いずれも振るわなかった。

 1分26秒台のタイムが次々マークされていく中、開幕戦ウイナー36号車au TOM’S GR Supraの坪井翔がトップに。40kgのサクセスウエイトを積んでおり、公式練習では13番手に沈んでいたが、3連覇中の絶対王者は侮れない。

 そしてそのタイムを塗り替えてQ1をトップ通過したのが、38号車KeePer CERUMO GR Supraの小林利徠斗。開幕戦ではau TOM’Sの坪井に抜かれて勝利を逃し悔しさを滲ませていたルーキーも、その坪井を上回ってのトップタイムに笑顔を見せていた。

 Q1ノックアウトは24号車リアライズコーポレーション Z、39号車DENSO KOBELCO SARD GR Supra、37号車Deloitte TOM’S GR Supra、19号車WedsSport BANDOH GR Supraの4台。ホンダのHRCプレリュードGTは、全5台がQ2へと駒を進めた。

 続くQ2も10分間のセッションであり、各車それぞれのペースでタイヤを温めていった。Q1同様、3周のウォームアップが大多数だ。

 まずはGT500唯一のダンロップユーザー、64号車Modulo HRC PRELUDE-GTの1分26秒719がターゲットタイムに。これは長らくタイムシートの最上段に位置していたが、最終的にはライバル勢に上回られ5番手となった。

 中でも14号車ENEOSの福住仁嶺は1分26秒254をマークし、トップに浮上。これを上回る者が現れず、14号車のポールポジションとなった。

 au TOM'Sの山下健太も40kgウエイトで善戦するも、1分26秒418で届かず。本人としてもポテンシャルを出し切ったアタックだったようだが、さすがにポールまでは届かなかった。

 3番手は23号車MOTUL Niterra Zで、これが日産勢最上位。ホンダ勢はModuloを筆頭に、5番手〜9番手に固まった。

GT300

 GT300のQ1は2組に分かれて実施され、各組上位9台がQ2に進む。A組では、午前の公式練習でトップタイムだった61号車SUBARUが頭ひとつ抜けた速さを見せた。

 BRZは井口卓人が1分35秒285をマークし、同組トップでQ2進出。2番手には、開幕戦岡山で3位表彰台と好調の31号車apr LC500h GTが続き、小山美姫が1分35秒713をマークした。また、開幕戦のウイナーで既に52kgのサクセスウエイトを積む777号車D'station Vantage GT3も5番手でQ1を通過した。

 B組はトップが目まぐるしく入れ替わるセッションとなったが、その中で最速だったのが1分35秒525をマークした60号車Syntium LMcorsa LC500 GT。56号車リアライズ日産メカニックチャレンジ GT-R、52号車Green Brave GR Supra GTが続いた。

 小暮卓史がドライブする88号車VENTENY Lamborghini GT3は、最後の最後で8番手に食い込んでQ2進出。ダニール・クビアトにバトンを渡した。また32号車ENEOS X PRIME AMG GT3も石浦宏明が5番手で通過したため、代役出走の小林可夢偉がQ2に登場することとなった。

 18台によって争われるQ2は、ポツポツと雨が落ちてきたというレポートもあがる中でスタート。666号車seven x seven PORSCHE GT3R EVOのスヴェン・ミューラーがいきなり1分35秒716という好タイムを出し、これがターゲットタイムとなった。

 その後11号車GAINER TANAX Zが1分35秒台前半のタイムでトップに立つ中、61号車SUBARUの山内英輝が1分34秒314という驚速アタックで沸かせた。ライバル勢は誰も1分34秒台に入れず、2番手以下にコンマ7秒以上の差をつける圧倒的なポールポジション……山内はホームストレート追い風の強風にも後押しされ、自身が2021年に記録したコースレコードも破ってみせた。

 2番手は31号車aprで、2戦続けての予選トップ3入り。3番手は52号車Green Braveだった。なお32号車ENEOSの小林は、途中1コーナーのブレーキングでオーバーシュートする場面も見られ、その後のアタックでは14番手に終わった。

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