一時は5オーバーの“圏外”発進 馬場咲希が思わず流した涙

プレー中に泣いた馬場咲希
◇米国女子◇ダウ選手権 初日(11日)◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6301yd(パー70)
昨年は互いの長所をかみ合わせて日本勢トップの6位で終えた吉田優利×馬場咲希が3オーバー「73」で初日を終えた。昨年に続いて生成AIサービスのChatGTPを使って付けたチーム名「sakyurity(サキュリティ)」でプレーし、暫定カットラインに1打足りない44位スタートとなった。

偶数ホールで担当するティショットが乱れた
175㎝の長身から豪快なショットを繰り出す馬場に、5歳上の吉田が巧みなショートゲームでスコアメークを支える。吉田は「馬場ちゃんには思いっきり行ってほしい」と昨年同様の戦略を立てたが、出だし10番から暗雲が立ち込めた。

終盤の反撃で「73」
1つのボールを交互に打つフォアサムで、出だし10番は偶数ホールのティショットを担当する馬場の1Wショットが右林へ。吉田の2打目はラフからで前方の木に当たり、ボギーが先行した。16、17番もボギーで前半は3オーバー。後半2番では馬場のティショットが、2打目で木が邪魔になる位置に止まり、3オン2パット。3番(パー5)ではグリーン奥エッジからの馬場のバーディトライがカップを過ぎて下段のエリアまで転がり落ちてボギー。うまくいかないプレーに、馬場の目から涙がこぼれ落ちた。

励ます吉田優利、こらえる馬場咲希
ツアー唯一のダブルス戦はイベント色の高い大会で陽気なムードも漂う一方、獲得ポイントは来季シードを決める年間ランキングに加算される。ミスが相棒の成績にも反映される重圧は普段のトーナメントにはなく、馬場に重くのしかかったかもしれない。この日は5番のボギーで5オーバーとなったが、ラウンド中に吉田が馬場を励ますような場面も見られ、終盤7番(パー3)、9番のバーディで3オーバーに踏みとどまった。2日目は各自がプレーして良い方のスコアを採用するため、スコアが大きく動く可能性のあるフォアボール。巻き返すチャンスは十分残っている。(ミシガン州ミッドランド/石井操)