フィギュアスケート日本勢、「金2銀2銅2」行ける…アルペンは安藤麻ら上位狙う

[直前診断] <3>フィギュアスケート アルペンスキー

 ミラノ・コルティナ冬季五輪は来月6日の開幕が目前に迫っている。最後の調整を進める各競技の日本代表の選手やチームの仕上がり具合などをチェックする。

[直前診断] <3>フィギュアスケート アルペンスキー, 「それぞれの選手にチャンスある」, りくりゅうも初の頂点狙う, 安藤、相原 上位狙う…アルペン

3度目の五輪に挑む坂本花織。昨年のNHK杯で今季世界最高点をマークするなど、好調を維持する

「それぞれの選手にチャンスある」

 混戦の女子は、五輪3度目出場の坂本花織(シスメックス)が表彰台を狙う。昨秋のグランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯で今季世界最高の227・18点をマーク。今年に入っても「充実した練習ができている」と手応え十分だ。

 地元の神戸に通年利用が可能なリンクが開業した今季は練習の量、質ともに向上。昨年10月のGP初戦フランス大会で220点台を出すなどシーズン序盤から好調で、12月の全日本選手権は国際スケート連合(ISU)非公認ながら234・36点で5連覇を飾った。

[直前診断] <3>フィギュアスケート アルペンスキー, 「それぞれの選手にチャンスある」, りくりゅうも初の頂点狙う, 安藤、相原 上位狙う…アルペン

女子の優勝候補、アリサ・リュウ。米国勢は日本の選手にとって強力なライバルとなる

 頂上争いのライバルは、坂本が「さすがの3人」と語る米国勢だ。昨年12月のGPファイナルを制したアリサ・リュウ、全米選手権覇者のアンバー・グレン、2024年世界選手権2位のイザボー・レビトの強力布陣は、団体でも日本の前に立ちはだかる。

[直前診断] <3>フィギュアスケート アルペンスキー, 「それぞれの選手にチャンスある」, りくりゅうも初の頂点狙う, 安藤、相原 上位狙う…アルペン

女子の優勝候補、アンバー・グレン。米国勢は日本の選手にとって強力なライバルとなる

 坂本は昨季世界選手権、今季GPファイナルともにショートプログラム(SP)で出遅れており、ミスのないクリーンな演技が求められる。鍵は冒頭の3回転ルッツで「そこができれば(後半の)連続ジャンプまでテンポ良くいける。全日本選手権以上(の演技)ができるかなと思う」と語った。

 17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)はSPからトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めて勢いに乗りたい。千葉 百音(もね) (木下グループ)はスケーティングに定評があり、指導する浜田美栄コーチは「22年北京五輪はロシア勢が頭一つ抜けていたけど、今回はわからない。それぞれの選手に良さがあり、チャンスがある」と語った。

りくりゅうも初の頂点狙う

 男子はイリア・マリニン(米)が金メダルの大本命。全6種類の4回転ジャンプを跳び、1月の全米選手権では難度を下げた演技構成で324・88点(ISU非公認)をマークした。北京五輪銀の鍵山優真(オリエンタルバイオ)は全ての要素で高い出来栄え点(GOE)を引き出し、表現力で対抗したい。

 ペアはGPファイナル王者の三浦 璃来(りく) 、木原龍一組(木下グループ)がこの種目で日本勢初の頂点を狙う。同2位で開催国イタリアのサラ・コンティ、ニッコロ・マチー組らとの争いになりそうだ。(岡田浩幸)

安藤、相原 上位狙う…アルペン

 女子は安藤麻(日清医療食品)が3大会連続、男子の相原史郎(小泉SC)は五輪初出場。安藤は五輪では2022年北京大会の大回転24位が最高だが、21年世界選手権の回転では10位に入っている。相原は今年1月のワールドカップ(W杯)の回転で25位に入り、調子は良い。ともに1桁順位を目指す。