世界王者のフィギュア「りくりゅう」ペア金メダルなるか 元パートナー・高橋成美が「感謝」の声援

 ミラノ・コルティナ五輪が6日に開幕する。注目のフィギュアスケート競技では、世界王者の「りくりゅう」こと三浦璃来(24)・木原龍一(33)ペアの金メダルへの期待が高まる。ソチ五輪代表で現在はタレントとして活動する高橋成美さん(34)に、今大会のフィギュアの見どころを聞いた。

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――高橋さんは、2014年のソチ五輪で木原選手とペアを組み、団体戦と個人戦の両方に出場。同五輪から新設された団体戦でも存在感を示し、団体戦5位に大きく貢献しています。その後、ペアを解消し、高橋さんは引退されましたが、元パートナーの木原選手は競技を継続し、19年に三浦選手と「りくりゅう」ペアを結成。世界選手権、グランプリファイナルで優勝するなど進化を重ねています。

 一緒に戦ってきた仲間である元パートナーが競技を続け、五輪の表彰台で一番高いところに乗るかもしれないというところまで来ているというのは、すごくワクワクするし、感謝の気持ちでいっぱいです。

■信頼関係あってこそダイナミックな演技

「りくりゅう」の2人は、それぞれ違うパートナーと組んで色々な経験を積んできました。おそらく、苦しいことも大変だったことも沢山あったと思います。色々なことを乗り越えてたどり着いたパートナーと自分たちのスケートを信じて、成長させてきました。それが信頼関係の強さに表れていると思います。

 リフトひとつとっても相手を信頼していなければ、自分の体を預けることもできないし、投げる側も思いっきり投げられません。「絶対落とさない・落とされない」という強い信頼があってこそ、彼らのようなダイナミックな演技ができるんです。

■パートナーとは食事をするタイミングも一緒に

 ペアの競技では一方が緊張して一方が普段通りというのでは、かみ合いません。平常心も緊張もあわせないと、演技のタイミングがずれてしまう。それを互いに「気づいてあげる」ことが大切なんです。

 私は現役時代、五輪に限らず、パートナーとはずっと一緒に過ごしていました。練習中は氷上だけではなく、陸上でのウォーミングアップでも一緒に走り、動きをそろえていくようにしていました。練習以外でも、リンク外で食事をするタイミングを一緒にするなど常に意識。そうやって互いへの信頼関係を高め、試合の演技直前には、正面に向き合って目をつむって呼吸をあわせるというルーティンをしていました。

――ペアとアイスダンスが国内でも注目されるようになってきました。

 ペアについては、「りくりゅう」ペアの存在が一番大きいと思いますが、アイスダンスでいえばやはり高橋大輔さんのシングルからの転向がひとつのきっかけになっていると思います。「あ、こんな道があるんだ」と思う若い選手が増えてきて、かなりポテンシャルが高い選手が揃ってきました。大輔さんがその道を開いてくれたのだと思います。

 今回の五輪にアイスダンスで出場する吉田唄菜(22)・森田真沙也(22)による「うたまさ」カップルは、残念ながら個人戦には出場が叶いませんでしたが、団体戦で頑張ってほしいと思います。

 今大会のフィギュアはメダルラッシュになるかもしれません。最も金メダルに近いのは「りくりゅう」ペアですが、男女のシングルでも、当日の調子によっては、日本選手が金・銀を独占するかもしれません。選手の皆さんは、プレッシャーに負けず、いつも通りの演技で、最高の笑顔で終わってほしいと思います。

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