フィギュア世界ランキング、女子は「もう一つの世界ランク」含め日本勢3人ともトップ2入り
イタリアで開催されているミラノ・コルティナ冬季オリンピックで、フィギュアスケートの女子が17日から始まる。気になる世界ランキングはどうなっているか。調べてみると、日本勢のメダル独占の可能性も感じられる結果だった。(1月25日時点、デジタル編集部)

GPファイナルのエキシビションで歓声に応える(左から)坂本花織、中井亜美、千葉百音(昨年12月7日)=武藤要撮影
1位坂本花織、2位千葉百音
五輪開幕前の時点で、女子の世界ランキングは表の通り。1位は、日本のエース、坂本花織(シスメックス)だ。一昨年まで世界選手権を3連覇。その後も安定した成績を残していて、「やっぱり」といった感じだろう。2位は20歳の千葉百音(木下グループ)。昨季の世界選手権3位、グランプリ(GP)ファイナル2位、今季GPシリーズ連勝など着実に実績を重ねた。もう一人の五輪代表、17歳の中井亜美(TOKIOインカラミ)は、昨季までの得点が低く、13位にとどまる。ランキングからみても、坂本と千葉はメダル候補と言っていいだろう。

フィギュア女子の世界ランキング
そもそも、世界ランキングはどう決まるのか。選手は、国際スケート連合(ISU)主催の大会に出場すると、最終順位に応じて所定のポイントを獲得。3シーズン分の合計ポイントでランキングが決まる。ただし、最も古い2シーズン前の得点は70パーセント換算となるほか、各シーズンでポイント加算の対象になるのは最大5大会などの規定がある。五輪、世界選手権、欧州選手権、四大陸選手権の主要大会は、最多のポイントを獲得した1大会のみがカウントされる。
今季ランキングは1位千葉、2位中井
世界ランキングにはもう一つ、今季の成績のみで決まる今季世界ランキングもある。現状をより反映させようとしたもので、昨季までジュニアが主戦場だった17歳の中井は2位にジャンプアップしている。1位は千葉だ。

フィギュア女子の今季世界ランキング
ただし、このランキングはこの時点では、実力を正確に反映していない面もある。1~6位は全て欧州選手権または四大陸に出場した選手。千葉は四大陸3位、中井は2位で、ここで大きくポイントを加算した。一方、坂本ら五輪に出場する多くの選手はこれらの大会の出場を見送っていて、五輪の後には、五輪と四大陸(または欧州選手権)の得点が大きい方だけが加算されるから、大きな順位変動があるとみられる。
とはいえ、中井もメダル有力候補と言えるデータもある。今季の自己ベスト、つまりシーズンベストを比較すると、中井はトップの坂本に次ぐ2位。千葉も6位につける。
世界女王のアリサ・リュウ、昨季のGPファイナルを制したアンバー・グレンら米国勢も手ごわいが、日本の3人が二つの世界ランキングに示された力を発揮すれば、表彰台独占も夢物語ではない。