大谷翔平、26歳右腕に新セレブレーション考案指令「一晩で考えてこい」…『ペッパーミル』の次は『お茶』 侍ジャパンで流行なるか

四回に右翼線へファウルを放って叫ぶ大谷(撮影・林俊志)
WBC強化試合(2日、オリックス4-3日本、京セラ)ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で2連覇を目指す野球日本代表「侍ジャパン」の大谷翔平投手(31)=ドジャース=が2日、オリックスとの強化試合(京セラ)に「2番・DH」で出場。3打数無安打だったが、圧倒的な存在感を発揮した。また大谷は、出塁時などに行う「セレブレーション」考案を北山亘基投手(26)=日本ハム=に指示。ナインは北山が編み出した『お茶ポーズ』で一丸となった。
『ペッパーミル』の次は『お茶』だ。大谷が、結束の〝切り札〟考案を後輩に指令していたことが判明した。日本ハムの後輩で26歳右腕の北山が、貴重な睡眠時間を削って編み出した侍ジャパンの新セレブレーションが初披露された。
「大谷さんに『セレブレーションを決めて(円陣で)発表しろ』と言われて…。世界で戦うので日本の伝統ポーズがいいと思った。大谷さんもお茶メーカー(伊藤園)のCMをされているので、正しいお茶の飲み方をしたら面白いかな、と。たてたお茶を飲むときに2回右手で回して飲み口を正面に持ってきて飲みましょう、ということにしました」
この日登板がなかった北山が試合後に真相を明かした。五回に吉田(レッドソックス)が右翼席にソロを放ってダイヤモンドを一周した後、お茶をたてて飲む『お茶ポーズ』を披露。北山は1日の公式練習の際に大谷から「一晩で考えてこい」と指示を受けたという。
「3番・中堅」で先発した鈴木(カブス)は「ちょっと不評だった」と冗談で笑ったが、北山は「大谷さんか鈴木さんがベース上でやってくれたら一気に広まると思う。それを信じて待つだけ」と〝逆注文〟。この日の大谷は違う3投手と対戦して左飛、空振り三振、左飛と快音は生まれなかった。

5回、本塁打を放ち『お茶ポーズ』をする吉田正尚=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平)
前回大会はヌートバーが、所属するカージナルスで流行していた「ペッパーミル・パフォーマンス」を侍ジャパンに持ち込み、チームが一丸となって世界一を達成。日本列島でも一大ブームを引き起こした。
この試合からメジャー組の出場が解禁され、夢のオーダーで臨んだ。大谷が「2番・DH」でスタメン出場。1番には9年連続出塁率4割以上の近藤(ソフトバンク)が入り、大谷の後ろは3番・鈴木、4番・村上(ホワイトソックス)、5番・吉田が名を連ねた。岡本(ブルージェイズ)を除くメジャー組が4人並び、歴代最強の侍ジャパン打線が構成された。
大谷の1番、2番は所属するドジャースで慣れ親しんだ打順だ。2024年は1番で90試合、2番で69試合。25年は1番で148試合、2番で10試合の先発出場。3日の阪神戦は1番に入る見込みで、その場合は捕手が前打者となる可能性が高い。
試合前に大谷はキャッチボールで調整後、三塁シートに駆け寄って少年らにサインするサプライズを披露。ただ、ファンが一斉に集結して異様な雰囲気となり、一瞬の出来事でサイン会は終了となった。3打席を終え、八回に代打を送られた後もベンチからナインを鼓舞し、練習開始から試合を退いた後まで存在感は抜群だった。「健康な状態で初戦を迎えるのが、チームにとって一番大事。一人一人がプロフェッショナルの選手。自分たちの調整をまずしっかりするのが大事だと思う」と大谷。史上最強打線をけん引し、バット一本で世界を牛耳る。(横山尚杜)

8回、適時2塁打を放ち『お茶ポーズ』をする若月健矢=京セラドーム大阪(撮影・松永渉平)