韓国との激闘制した台湾、WBC1次リーグ突破へ望み 「東京ドームがホームに」

延長十回、生還し、出迎えられる三走の台湾・陳傑憲(中央)=東京ドーム(佐藤徳昭撮影)
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は8日、東京ドームで1次リーグC組の台湾が韓国に延長十回タイブレークの末に5―4で勝ち、2勝2敗とした。韓国は1勝2敗。
勝利が決まると、4万人超の観衆からの大歓声を背に、歓喜の涙を流す台湾選手の姿であふれた。4-4の同点で迎えた延長十回、スクイズで勝ち越した台湾が韓国との激闘を制し、1次リーグ突破へ望みをつなぐ2勝目を挙げた。「非常に苦しい試合だった」。曽豪駒監督の言葉には実感が込められていた。

延長十回、スクイズを決める台湾の江坤宇=東京ドーム(佐藤徳昭撮影)
手負いの主将が、勝利への執念を体現した。無死二塁から始まるタイブレークの延長十回、二塁走者の代走として起用された陳傑憲が三塁へのヘッドスライディングで野選を呼び込み、決勝点へとつなげた。5日のオーストラリア戦で死球を受けた際に左手指を負傷。それでも気迫あふれるプレーでチームを鼓舞した32歳は「東京ドームがわれわれのホームになった」とファンの声援に感謝した。

台湾が韓国に勝利し、歓喜するファンら=東京ドーム(佐藤徳昭撮影)
台湾は韓国戦で1次リーグが終了。準々決勝進出は他チームの結果次第だが、陳は「神様がいいチャンスを与えてくれると思う」と言葉に力を込めた。(浅野英介)
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